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NYCショート vol. 6 / 同時通訳ブルース 2・「日本人は、そういうこと、しないんです」

 前回に続いて、通訳の話です。  今回もデポジションでした。  原告側の日本人女性が、被告側の弁護士からの質問に答え、それを裁判速記官が記録にとる。  概要は、至ってシンプルです。  勤務している会社が入っているオフィスビルの廊下で転んだ。床が濡れていたので、ビルのメインテナンスがいけない。  ということで、ビルのオーナー相手に、治療費などを払えと訴えたケースでした。  被告側の弁護士が、いつものように原告人である日本人女性の名前、住所、年齢、いつアメリカに来たのか、

    • NYCショート vol. 5 / 同時通訳ブルース・犬に噛まれた!?「わかりません」と「覚えてません」

       明日、日本語通訳が必要なんだけど、やってくれない?  友人が翻訳・通訳派遣会社を経営しているんで、年に1、2度ですけど、こうやって、いきなり助け舟を求められることがあります。  ギリギリで依頼が来たけど、日本人通訳を確保できない。   友人の会社は法律と医学が専門なんで、ニューヨークとはいえ、そこまでちゃんと通訳のできる日本人の数も、そんなに多くないそうです。  法律関係のアサイメントは、9割ぐらいがデポジションです。  これは欧米法のディスカバリーの手続きの一つで、公

      • NYCショート vol. 4 / ショーヘイ・オータニがきた!不義理な?日本人と管理能力のない?日本人

         ドジャーズがくる。  いい機会だから、大谷翔平を観に行こう。  タイミングのいいことに、日本から家族も来るし。  いろんな友だちに連絡して「一緒に行こうよ」と誘い、結局10人で行くことになった。ならばと、言い出しっぺのその人は、とりあえず10枚チケットを購入。  1枚150ドルだったらしいから、10枚だと1500ドル。  数週間ほど経ってから、その言い出しっぺから連絡が入ったんです。  「6人ドタキャンしてきたから、誰かチケット欲しい人いないかな?なんなら125ドルまで下

        • NYCショート vol. 3 / 大麻と立ちション

           もう10年以上も前のことです。  イーストビレッジの路上。  友達と二人で大麻を吸っていたら、逮捕されてしまいました。  私服の警官3人に。  いきなり警察バッジを見せられて「お前ら何吸っているんだ?」と捕まれ、手を後ろに回されると、手錠をガチャン。  もう他には持ってないか?と、ポケットはもちろん、襟の下も隈なく調べられました。  その後どうなったのかと申し上げますと、アメリカ事情に精通されている人なら知っていると思いすが、こういった場合、とりあえず最寄りの警察署に連れて

        NYCショート vol. 6 / 同時通訳ブルース 2・「日本人は、そういうこと、しないんです」

        • NYCショート vol. 5 / 同時通訳ブルース・犬に噛まれた!?「わかりません」と「覚えてません」

        • NYCショート vol. 4 / ショーヘイ・オータニがきた!不義理な?日本人と管理能力のない?日本人

        • NYCショート vol. 3 / 大麻と立ちション

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 5

           昨日は悩みに悩んだ末、10ドルには踏み切れず、7ドルだけ賭けました。大谷翔平がホームランを打つ、に。オッズは+270。  もう一人、誰かに賭けようと思ってドジャーズの選手たちの最近のスタッツをざーっとチェック。けどよくわからなかったし、そんなにオッズが魅力的なものも見つからなかったんで、結局また大谷翔平に賭けました。  二塁打を打つ、に。オッズは+311。  相変わらず西海岸の試合だから、こちらでの中継スタートは夜の10時45分。遅んだよね。  寝ないためにと、先日野球

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 5

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 4

           5日目にして、もう飽きてきた(笑)  元々ギャンブルには興味ないし、やっぱり5ドルずつ賭けていてもさ、そんなに儲かる訳でもないし。と言いつつ、ケチで度胸がないから10ドルすら賭けることに躊躇するぐらいですからね。  でもアカウントにまだお金は残っているから、とりあえず賭けるか。  昨日利益を上げてくれた大谷翔平がまたホームランを打つに5ドル。2試合連続とか、普通にしてくれそうですし。  あとは誰に賭けようかな。  色々と考えて、ちょっとだけ、選手のスタッツとか調べてみたけ

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 4

          NYCショート vol. 2 / ファーザー・オブ・アッパー・イースト・サイド

           「バーガーズ・アンティル・ 1 AM」。  ここにしよう。  このネオンサインを見て、すぐに決めた。  12時過ぎ。  このあたり、意外とこの時間帯になると、食べたいものがなかなかない。  24時間営業のダイナーに行くか、それともピザかチキン・オーバー・ライスかファーストフード。  ミッドミッドタウンまで行くともっと選択肢は増えるし、日本食も何軒か空いてるけど、そこまで足を伸ばすのも億劫だな。  そんなことを考えながら、フラフラしていたら、見えたんです。  「OPEN」の

          NYCショート vol. 2 / ファーザー・オブ・アッパー・イースト・サイド

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 3

           始めて4日目。  もう何に賭けていいのか、わからなくなってきました(汗)  ちょうどNBAはプレーオフの真っ只中。  大学はボストンだったから、あの頃、よくセルティックスの試合を観たけど、ここ20年以上、ちゃんと初めから最後までバスケの試合を観たことは一度もない。  けど今年のセルティックスは強いんだね。  イースタン・コンフェレンスではトップみたいだし。  そう思ってオッズを見てみた。セルテックスが勝つに賭けたとしても、オッズがなんと-1200。これじゃ賭けるだけ無駄とい

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 3

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 2

           次の日は大谷翔平が欠場。  なら、とシカゴ・カブスの鈴木誠也に賭けることにしました。  野球が好きという訳でもないけど、何に賭けていいのかわからないし。とりあえず日本人メジャーリーガーの応援も兼ねて、ということで。  鈴木誠也が1.5以上、つまり2本以上ヒットを打つ、に賭けました。  相変わらず、5ドル・オンリー。ケチなんで。  それからついでに、シカゴ・カブスではなく、相手のピッバーグ・パイレーツが先にヒットを打つ、に賭けました。  オッズが良かったからです。  けどカブ

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 2

          NYCショート vol. 1 / スタバで待つ

           いま、スタバにいる。  連絡を待っているんです。  けど「シャワー浴びて、行くところがわかったらまた連絡する。20分位で」と言ってきたのはもう45分前。  40丁目とブロードウェイ。  ここのスタバはオフィスビルの一階にの角にあるから、かなり大きいし、天井が高い。  15メートルはあるように見えるけど、10メートル近くかな。  いま出て行った背の高い男の子と比べ、目安で測ったらその程度だというのがわかった。  店内の奥は、スタンディング・オンリーのテーブルが6卓。  

          NYCショート vol. 1 / スタバで待つ

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 1

           水原一平の気持ちをわかってみよう。  そう思って始めてみた。ゲスかな?と思いつつも。  オンラインのスポーツベッティング。  ニューヨーク州では2022年1月から合法となったそうです。  (厳密には2021年4月に、議会では可決されたらしいです)  さて、どのサイトにまず登録してみようか。ネットで色々と検索してみた。  どの記事を読んでも、目立つのはDraft King、FanDuel、Caesars、BetMGMなど。新規登録者には100ドルかけたら150ドルまたボー

          初めてやってみた、アメリカのオンライン・スポーツベッティング vol. 1