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使命
翻訳の仕事はもうウンザリだ。正直なところ、機械によって自動翻訳された文を編集するだけだから翻訳と呼べるかどうかも疑問。でも直すのに要する時間はまっさらから翻訳するのと大して変わらない。
なのにエージェンシーは「我々の素晴らしいテクノロジーにアクセスさせてあげているのだから」とでもいわんばかりに人を低いレートで雇おうとする(人間はAIのアシスタントですか?)。いくらもがいても近い将来消え去る職種だ、さっさと見切りをつけたほうがいい。
似たような現象が他の業種でも起きているのではないだろうか。テクノロジーの進化により、例えば今まで3日かかっていた仕事が1日で出来るようになった。でも働いている人間の賃金は倍増していない。増えたのは仕事の量だけ。生産量の増加に比例して会社の収入も増えたとしたら、儲けはいったいどこにいったんだ?ビジネスに投資した株主に還元する前に、実際働いた生身の人間を報うのが筋ってもんじゃないのか。資本主義といえば聞こえはいいが、現代版の奴隷制度じゃん。
あまりに技術開発に躍起になり、自分で自分の首を絞めていないか?確かに経営者にとっては、文句を言わない、無断欠勤もしない、託された仕事だけをするコンピューターは理想の従業員かもしれない。でも人間がコンピューターのように働くことを求められる社会になんの意義があるのか。ヒッピーの戯言に聞こえるかもしれないが、今の世の中 マジでマトリックスだぜ。
さあ これからなにをしよう って、答えはわかっている。心身の鍛錬を続ける。生きる喜びや悲しみを音楽で表現する。そして人間が人間であることを感じさせてくれる、自然からの尊い贈り物を世の中に広める。
なにも変わらないかもしれないけど、やれるだけのことはやってみようと思う。