【美味しいは楽しい そして、切ない@マレーシア】〜序章 キリバス共和国で〜
〜序章 キリバス共和国で〜
<”美味しい”は、世界をつなぐ>
と実感したのは、かれこれ9年前だと思う。
協力隊でキリバス共和国にいたとき。
私は料理隊員でした。
言葉は通じなくても、
美味しいものはみんなを笑顔にする。
たまにまずい(現地の人と味覚がちがう)のもあって、
それはそれで笑顔にする笑
(うどんとか、つくってつくって~~~
って言われて作ったら、
魚ないと食べれないって言われた笑)
雨水と食材をなんとかかき集めて、
一生懸命つくっている姿は、
みんなをとりこにする。
みんなで一緒につくったとき、
心が一体になり、
いただきますをするとき、
緊張感が途切れ笑顔であふれる瞬間。
南国の潮風にふかれて、
みなで料理をほおばるとき、
生きていてよかったと思いました。
それから数年後・・・・
海外で料理をする楽しさを忘れられなかった私は
マレーシアにいました。
そして、とても切ない出会いをするのです。