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こたつ競馬を提言してみる

フェアリーステークスが行われる12日の中山競馬場ですが、そういえば年末に指定席を購入したことをすっかり忘れていました
懇意にしているMちゃんの馬が走るというので、頃合いよく勝てば口取りに紛れこんでやろうと意気込んだのです。
馬自体が抽選待ちの身だったのですが、どうやら出走できそうという連絡があり、指定席のことを思い出したわけです。
何度か書いたように結石療養中のボクは遠出をするのが憚られるのですが、ここは頑張っていくほかありません。
当日、競馬場で座りこんで苦悶の表情を浮かべているボクを見かけたら、結石が痛むのか、フェアリーステークスをハズしたのかどちらかだと思います。

しかし、この時期の競馬場というのは極寒です。
ボクは冬の澄んだ空気が好きなのですが、寒いのは大の苦手です。
中山競馬場の指定席はガラス張りなので、そうでもありませんが、とくに来月の東京開催はメモリアルスタンドを除くと吹きさらしで、何かの罰ゲームをさせられているようにも感じます。
幸いコンセントがあるのでボクはペット用の小さなホットカーペットを持参し、座席に敷くのですが、その程度では到底、凌ぎきれない寒さなのです。
この状況はもう何年も変わらないので、そろそろ競馬会は本腰を入れて寒さ対策を講じるべきだと思うのです。
その際、使い捨てカイロを配るとか、松岡修造のような暑苦しいタレントを呼んでくるとか、そういう小手先の対応は評価しません。
そこで今回は指定席における防寒対策を考え、競馬会に提言した気になって勝手に満足したいと思います。

こたつシート

寒い日に暖を取るといえば、こたつです。
各ブロックの横1列ごとに1台、ものすごく長いこたつを設け、2席ごとに仕切りを置いた「こたつシート」の登場です。
座椅子と座布団つきで、猫の同伴も可能です。
競馬に飽きたら座椅子を倒し、仰向けになることもできます。
たぶんボクは半日くらい寝て過ごすと思います。
何より数百人が1台のこたつに入るわけですから一体感がすごいのです。
人によっては、お正月にあまり顔を知らない親戚が大勢、集まったときのような何ともいえない緊張感を覚えるかも知れません。
また、1ハロンごとにミカンが積まれているのでレース状況を把握しやすいという利点もあります。
「4コーナーを回って直線。最後のミカン箱を通過しました。さぁ、ここから激しい食べ比べ、いや追い比べ」みたいな実況を聞くことになるでしょう。
もちろんミカンは食べ放題です。
難点は、長いこたつに途切れがないため、前のほうの席には、どうやってたどり着けばよいのかということです。
考えるのが面倒なので、それは競馬会に委ねたいと思います。

岩盤浴シート

まぁ、来ると思った方も多いかも知れませんが「岩盤浴シート」も人気になるでしょう。
個人用の大きな岩盤に寝転びながら観戦できます。
競馬を楽しみながら血行も良くなり一石二鳥です。
ボクは固い石の寝床より玉砂利のほうが好きなのですが、このタイプはジャラジャラ音がして少しうるさいかも知れません。
とくにレース中は実況が聞こえづらいので、なるべく体を動かさず耳をそばだてる必要があります。
そのせいもあって玉砂利シートの観客はゴール前も静かなものですが、気持ちは興奮しているので発汗作用が高まり、大きな影響はないものと考えます。
年末年始などのプレミアム開催ではロウリュのサービスを行っても良いでしょう。
このシートも少し難点があり、湿気がすごいので新聞が濡れてダメになってしまうのです。
これも競馬会への宿題とします。

いつも通りなのですが、そろそろ書いている本人が飽きてきたので、このあたりにします。
まぁ、とにかくボクは競馬会に対し意見を出しました。
ボールはそちらにあるよ、ということを強調しておきます。

ちなみに「こたつシート」ですが、阪神競馬場に実在したという話を聞いたことがあります。
ご存知の方は情報をお寄せください。喜びます。



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