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フェアリーステークス①「考えるな(ry」
今週の重賞は2つあり、どちらも3歳限定のマイル戦です。
ボクはスケジュールの都合で月曜日のシンザン記念を諦め、フェアリーステークスのほうを買うつもりです。
ところがこのレースの予想は例年、実に難しく、苦悩の1週間を過ごさなければなりません。
何が難解なのかというと、軸馬を絞ろうにも、まるで取りつく島がないのです。
新馬勝ち直後の馬が好走することもあれば、未勝利を卒業してきた馬が勝つこともあります。
暮れの重賞でちょっと足りなかった馬はもちろん、1勝クラスで頭打ちと思われる成績の馬が突然、激走することも珍しくありません。
そして今年の登録馬を眺めた印象も、やはり何でもアリだなと思わせるものです。
「名は体を表す」という言葉がありますが、まさにその通りです。
妖精さんは気まぐれで、いたずら好きなのです。
2歳から3歳になったとはいえ、まだまだ成長途上で何が強い・弱いというのが定まらない時期ですから、ボクは自己条件を走ってきた馬は見ないことにします。
そんな優劣を見抜けるほど、ボクの目は肥えていません。
できそうにないことは、さっさと諦めるというのがボクのスタンスです。
そこで、新馬・未勝利から、ここに挑戦してくる馬の未知なる魅力に投じたいと思うのです。
それが今回のボクの狙いかたです。
この季節のレースですからタフさが求められるでしょう。
逃げ切り、あるいは番手から直線スッと抜け出して押し切るというエリートな勝ちかたしか経験していない馬は、少し心配になります。
若駒がデビューしてわずか1、2戦のレースの中で垣間見せたキラリと光る才能を感じ取りたいのです。
「考えるな、感じろ」的なアレです。
"Don't Think, Fairy!" です。
だいぶ苦しかったです。