世界樹の花で最後はみんな生き返るべきだったか?
ロトの紋章のラストについては意見が分かれると思う。
ロトの紋章のラストのくだりは、一万年に一度咲くと言われている世界樹の花の力によって、異魔神戦で亡くなった人が生き返るという感じなのだが、
私としては、それだったら過去に異魔神戦争で亡くなった人たちも生き返らせてほしいと思う。
つまり、ルナフレアやタルキン、仲間モンスターたちである。あとついでにジャガンの両親も復活させてくれ。
要はラストはこのページのアンサーだと思うのだが、
この少年のお父さんは生き返らなくていいのだろうか?
意見は分かれるだろうが、最終決戦に参加した人たちは生き返ってよくて、アルスをそこまで導くために犠牲になった人たちは生き返ってはいけない理由はどこにあるのだろうか?
そうなるとムー帝国の人たちも生き返らなければいけないなんてことになってしまうか(笑)
線引きが難しいところではあるが、今回の魔王軍との戦争で亡くなった人たちは生き返ってもいいのではないだろうか?
なぜそうしなかったのだろうか?
ものすごく理由が知りたい。
おそらく、ルナフレアやタルキンなど、劇的な死に方をしたキャラが生き返ったら読者が冷めてしまう、、からそうしたのかもしれない。
でもそれにはなんの整合性もない。
1番考えられることとしては、アケロンの川を渡ったか?渡ってないか?ということなのだろう。
うーむ、、納得したくないがそれが理由なら納得できるかな。
ちなみに私はこの漫画をルナフレアを救いたいという想いで読み続けていたので、ボルゴイの目が見えるようになったからなんやねんとなってしまう(笑)目が見えるようになることよりもルナフレアに会わせてあげたい。
生き返る基準がアケロンの川を渡ったか、渡ってないかだとしても
私としてはラストを見ても、この漫画を読んでいて良かった、、とあんまりならない。正直11巻の冥界から戻ってきた時のページがラストの方がいい。
21巻の終わり方だと、救われているのか、救われていないのか、よくわからないのだ。
もちろんちゃんと終わらせてくれてありがとうの気持ちはある。
1番感じるのは連載お疲れ様でした!!
な気分といったことかもしれない(笑)
しかし『地上に永遠の平安を』のセリフもイマイチしっくりこない。どーせ光あるところに闇もまたあるやろとなる。このセリフを言うアルスからは連載を無事終われた作者の喜びしか伝わってこないのだ。
それにアルスはイマイチ救われていない。
私がアルスなら、、もうこの世に未練はないかもしれない。アルスにとって1番大事な人ってルナフレアだったと思うんだよね。
で、一度ちゃんと戦って死んだにもかかわらず、ルナフレアらと一緒にいたかったけど無理やり戻ってきて、頑張ってたわけで、やっと勇者という重荷から解放されるわけだ。むしろ一番の報酬はそれしかない。
生きていても完全に燃え尽きた人生を送りそうだ。
でもルナフレアにはいずれまた会えるからいいのか、、
と思えなくないが、だったらみんな生き返らなくてもいいわけで、
逆になぜ生き返った人らはわざわざ現世に復活してまで生きなければいけないのだ?生き返るって、本当に良いことなのだろうか?
そもそも、アケロンの川とはなんなのだろうか?
キラやヤオは完全に肉体が消滅したが、引き返したところで肉体がないのだから生き返りようがない。川の手前で永遠に待機しておけばチャンスがあれば生き返れるということなのか?
じゃあ、ルナフレアやタルキンらも川を渡らずに何年かぐらい待機してて欲しかったかな。
うっかり渡っちゃったのかな?
まぁ、ルナフレアのお母さんが手を振っていたのだろうか?
そしてルナフレアはタルキンにうっかり手を振ってしまって、、、
この漫画の教訓は三途の川を迂闊に渡ってはいけないということなんだろうか?
ラストについて真剣に考えると私はこのような結論に到達してしまって、ロトの紋章のラストは好きになれない。
で、このラストの疑問は
アルスが死ぬほどの一撃を異魔神に喰らわせていないからかもしれない。
要はもう一度アルスに死んで問うて欲しいのだ
「勇者としての務めを終えたアルスは現世で生きたいかどうか?」
11巻でルナフレアの手を握らなかったのは、勇者である自分が生き返らなければみんな困るからという理由で生き返ったわけで、では任務達成したアルスはルナフレアの手を握り、冥界で暮らすことを選ぶのか?
この辺がすっきりしないから、何かモヤっとしてしまうのだろうと思うし、アルスのために命を捨てたルナフレアやタルキンたちは救われたのか?あの世で穏やかに過ごせてるからいいのか?だったら別にみんな死んでも良かったではないか?
しかし私がこうやって記事にするほど、何か整理できない想いに駆られ、今だに考えたりするということは、いい終わり、、だったのかな?
ロトの紋章、なんだかんだで好きな作品で色々語りたいことが出てきたからこのブログを始めたが、なんか文句ばっかりになってしまった(笑)
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