元メイジももんじゃ

漫画の感想書いてます。コメントはお気軽に〜

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最近の記事

進化論のメシアとしてのナウシカについて考えた

聖書を読むとナウシカが10倍面白くなるかもしれないことについて書きます。 聖書を勉強していて1番面白かったこと、それは創造論と進化論の議論だった。 (↑こーゆー感じの動画などを色々見た) 今までなんの疑いもなく進化論を信じてきたが、創造論の考古学的整合性を聞いて驚いた。 まずよく言われるのが、まだ進化論は理論でしかないということ、生物が種を超えて進化することも物質から生命が生まれることも確認されていない。 この辺はわかってはいるつもりだったが、けっこう無理がある話の

    • 意外とドラゴンボールはキリストを描いている件について

      究極のヒーローは死んで復活して、そして人々に命を与えなければならない。 そう、イエス・キリストのように、、 と考えた時、ドラゴンボールの悟空もキリストぽいなと思った。 ドラゴンボールは反キリスト的な内容であると言われていたりするようだが、私は福音の要素を見出した。 悟空は全てのつえーやつにワクワクしておられるだけではなく、 悟空は人類の弱さの罪のために死んで復活する話なんだというふうに、ドラゴンボールを解釈できるのではないだろうか? とくにフリーザ編は、死んで復活

      • 竜王はどこでアルスと戦うべきだったか?

        ロトの紋章という漫画において、ドラクエⅠに繋がる公式感を背負った竜王というキャラ。 ダイの大冒険には負けないぞという意気込みを感じる。 しかし、この漫画で存在感だけは出すが一向に戦わない竜王。正直、彼はこの漫画に必要だったのか?と言われるとよくわからない。ぶっちゃけ必要ない。 最終盤までほぼ戦うことはなく、ほとんどひな壇のリアクション芸人みたいな立ち位置なのである。 もっと言うと、ドラクエIIIとドラクエIとの繋がりがちゃんとこの漫画にはあるんだという正当性を主張するた

        • ミニデーモン化していく勇者アルスについて

          ロトの紋章第二話 アルスたちが平和に暮らす仙人の里に ミニデーモンとボストロール(ずっと普通のトロルだと思っていたがカラーの絵が緑色だった)が強襲にくる話。 私はこのお話が妙に心に残っている。そしてこの漫画を象徴するようなお話になっていると思うのだ。 仙人の里の結界を破るために、ミニデーモンはボストロールをだまし、彼の命と引き換えに結界を破らせる。 しかし、ミニデーモンにとって彼は命の恩人であり親友であった。ミニデーモンは後悔の念に駆られながらアルスに挑むのである。 そ

          勇者は童貞でいいのか?という疑問から導き出された驚くべき答えとは?

          漫画「ロトの紋章」では仲間たちの恋愛が描かれる。 が、、主人公のアルスにはない、、、 つまり、勇者が童貞のままでいいのか? という問題がある。 魔法使いは童貞のままでいいのだろう、、きっと だが勇者は、、流石に不味いのでは? ちょっと今回は汚れた大人の目線でロトの紋章を分析してみようと思う。 ジャガンとの二戦目でアルスは勝つが、なぜだろう? 初戦では圧倒的な力の差を見せつけられて敗北したアルスだが、一体何が変わったからあそこまで強くなったのか?正直わからない。

          勇者は童貞でいいのか?という疑問から導き出された驚くべき答えとは?

          アニメ「君たちはどう生きるか」をロトの紋章は先取りしていた件

          久々のロトの紋章に関する記事です。 割と前の話だが宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』を観てきた。 この作品から驚くべき発見をしたので書いておきます。 ちなみに私がこのブログでやたら取り上げてきた「ロトの紋章」を読んでいると、漫画から作者が宮﨑駿が大好きなのが伺える。 まずアルスとキラはコナンとジムシーである。 そしてトトロがいたり、 長靴いっぱい食べたかったりしている。 単行本の最後のポロンなんかは未来少年コナンのラストのダイス船長だ。 他にも何か宮﨑アニメっ

          アニメ「君たちはどう生きるか」をロトの紋章は先取りしていた件

          ガンダムにどれくらい聖書からの引用があるのか考えてみた

          ガンダムにはどれくらい聖書からの引用があるのだろう?とふと思った。 ガンダムとはいっても最初のテレビ版の「機動戦士ガンダム」についてである。 富野監督曰く、色んな想いや要素を作品にぶち込んだが、オタクどもはメカばかりに目がいって誰も気がついてくれない、、みたいなことをボヤいていたと思うが、その色んな要素の中でキリスト教の要素はどれくらいあるのだろと気になった。 何せ監督の最新作は「Gのレコンギスタ」という、イスラム教徒に奪われた土地をキリスト教徒が取り戻したことを指す言

          ガンダムにどれくらい聖書からの引用があるのか考えてみた

          「さよなら絵梨」の絵梨の正体と隠されたキリスト的要素

          この漫画の面白さをどう伝えていいのかわからない。読んだ人はみんなそう言うだろう。とにかくすごいから読めとしか言えないのだが、私の少ない語彙力でなんとか説明するとともに、絵梨の正体についてすごい発見をしてしまったと思ったので、そのことについて書きます? まず言っておくとこの漫画はめっちゃキリスト教の話っぽいということ、隠れミッキーのように福音の要素が描かれているのだ。それによって奇跡的な面白さになっているのでは?と思うのです。 それについては後半書いていきます。 コマ割り

          「さよなら絵梨」の絵梨の正体と隠されたキリスト的要素

          ルックバックに込められた祈りとキリスト教要素

          ルックバックの漫画と映画両方鑑賞した感想です。 この作品は藤本先生の神への祈りが漫画化された作品だと思った。 まず、なぜルックバックというタイトルなのだろう? 日本語にすると「後ろを見て」だが、 作中なぜ藤野の後ろ姿が執拗に描かれるのか? 自分の後ろ姿、それは直接自分の目には見えない自分の姿であり、 読者、そして神にしか見ることのできない藤野の姿ではないか?と思った。 京本のメッセージである「後ろを見て」とは「神と出会え」ということではないだろうか? なので作中

          ルックバックに込められた祈りとキリスト教要素

          藤本タツキ先生は隠れクリスチャンなのか?ルックバックとさよなら絵梨を比べてみて

          漫画家の藤本タツキ先生はクリスチャンかもしれない、または身内にクリスチャンがいるのかな?と漫画を読んで思った。 調べても全くネットにそんな情報載ってないが、作品からはすごくキリストを感じる。 藤本先生は隠れクリスチャンなのではないだろうか?もしくはキリスト狂徒かもしれない。 今のところ「ファイヤパンチ」以外の作品は全部読んだと思う。 最近「ルックバック」と「さよなら絵梨」あと藤本タツキ短編集2冊を読んだ。 チェーンソーマンを読んでからの衝撃からだいぶ経ったが、私は先

          藤本タツキ先生は隠れクリスチャンなのか?ルックバックとさよなら絵梨を比べてみて

          世界樹の花で最後はみんな生き返るべきだったか?

          ロトの紋章のラストについては意見が分かれると思う。 ロトの紋章のラストのくだりは、一万年に一度咲くと言われている世界樹の花の力によって、異魔神戦で亡くなった人が生き返るという感じなのだが、 私としては、それだったら過去に異魔神戦争で亡くなった人たちも生き返らせてほしいと思う。 つまり、ルナフレアやタルキン、仲間モンスターたちである。あとついでにジャガンの両親も復活させてくれ。 要はラストはこのページのアンサーだと思うのだが、 この少年のお父さんは生き返らなくていいの

          世界樹の花で最後はみんな生き返るべきだったか?

          ドラクエ史に残る薄命のヒロイン ルナフレアの魅力とその死の秘密②

          続きです。 ロトの紋章のヒロイン、ルナフレアについて 『処女でありながら勇者を産み、育て、そして一生童貞にした女』 という視点で語っていますが、 今回はルナフレアの死に隠された秘密があると私が思った部分と、最後のメッセージの謎を中心に語っていきます。 前回の記事 《注意》 一応書いときますがネタバレありです。この記事を書くまで完全版と違いがあることを知らなかったので、旧単行本を元に語っています。 ルナフレアの死に隠された秘密 3巻でルナフレアはアルスを守るため

          ドラクエ史に残る薄命のヒロイン ルナフレアの魅力とその死の秘密②

          ゴルゴナはなぜルナフレアを復活させてアルスと戦わせないのか?

          冥王ゴルゴナ ロトの紋章の中で卑劣な手段を使ってくる敵キャラだ。 ゴルゴナみたいな敵キャラに てぇめぇぇぇ!!! どこまで腐ってやがるんだぁぁぁあ!!! と言ってみたくはないでしょうか? 残念ながらゴルゴナはその一歩手前まではいくのだが、まだ良心が残っているのだろう。 クズ野郎!までは言われるのだが、 てぇめぇぇぇ!!! どこまで腐ってやがるんだぁぁぁあ!!! と言いたくなるところまではやってこない。 冥王なのに、ゾンビ系モンスターを従えてるのに、腐ってやがる、、

          ゴルゴナはなぜルナフレアを復活させてアルスと戦わせないのか?

          タルキンのメガンテ前の回想シーンにもっとルナフレアが出てきて欲しかったのは私だけですか?

          ロトの紋章8巻 グノン率いる魔王軍の大軍団に物量で追い詰められていく勇者アルスのパーティ。 もう全滅か!? という時に、形勢逆転を狙ったタルキンがメガンテを唱えるまでの一連のシーンはロトの紋章の名場面の中でも人気が高いのではないだろうか? 特にこの回想シーンなんかはタルキンのアルスへの想いが無茶苦茶伝わってきてグッとくるページだ。 とにかくもう幼少期のアルスの描き方が可愛い。 私はここでルナフレアが出てくるのがすごく嬉しいのだが、タオが2回出てくるのは許せない。 な

          タルキンのメガンテ前の回想シーンにもっとルナフレアが出てきて欲しかったのは私だけですか?

          ドラクエ史に残る薄命のヒロイン ルナフレアの魅力とその死の秘密①

          『処女でありながら勇者を産み、育て、そして一生童貞にした女』 かつてそんなヒロインキャラがドラクエにいただろうか? ゲームでは居ないかもしれないが、漫画にはいる。 それが『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』という漫画に登場するルナフレアというキャラだ。 ちょっと何を言っているのかわからないと思うが、大人になってロトの紋章を改めて読んでみて、ありのままの解釈を話すと、おてんばとかお姉さんとか巨乳とか、そんなチャチなカテゴリでは断じてない。 もっととんでもないヒロイン

          ドラクエ史に残る薄命のヒロイン ルナフレアの魅力とその死の秘密①

          なぜアッサラームでギランの回復を待たないのか?

          大人になってから読むロトの紋章は変なところが気になり出して面白い。 今日はギランが気になってしまった。 ギランは砂ぶねのりという設定だが、ドラクエで言うところの商人なのだろうという気がする。 だってトルネコの服と似てるし。 大きい意味で言うと船乗りということになるが 勇者アルス御一行は5巻から海を船に乗って旅をする。ここではなんと最初はジジィと子供3人だけで船を運用するのだが、ドラクエらしくはあるがなんかリアリティがない。 なんかせっかくギランという船乗りがいたにも

          なぜアッサラームでギランの回復を待たないのか?