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やっぱ1番の邦楽クリスマスソングは「奇跡の鐘」だなと思った話【サクラ大戦】

私が1番好きなクリスマソングについて今日は語りたい。

それはセガサターン、またはドリームキャスト専用ゲームソフト「サクラ大戦2」で使われたクリスマスソング「奇跡の鐘」だ!!!!!

一応なんも知らん人のためにこの作品をちょろっと説明すると、

太正時代の東京と大帝国劇場という場所を舞台に、表向きは帝国歌劇団花組の舞台女優であるヒロインたちが、時に帝都東京を悪の手から守る帝国華撃団という秘密舞台の隊員として活躍するという無茶なお話なのだが、

ゲームのプレイヤーはその帝国華撃団の隊長となって隊員たちと信頼関係を築きつつ指揮するゲームなのだ。そして歌劇をテーマにしているのもあり、楽曲がめちゃめちゃあるゲームなのだが中高時代に私は友達とこの作品にどハマりしていた。


作品のことはよく知らなくても、歌の方「檄!帝国華撃団」を知っている人は多かったりしているようだ。

最近大塚製薬のTVCMでも曲が使われたそうだ(TV見ないから見れてないがなんか嬉しい)


で、私はこの作品の楽曲もめちゃめちゃ好きなのだが、サクラ大戦にはとっても素晴らしいクリスマスソングがあるのである。

それがこの「奇跡の鐘」だ。

1番の歌詞だけ引用させていただく。

「昔ベツレヘムの馬宿に
生まれしイエス様は
奇跡の鐘を鳴らしたもうた」
誰もいない交差点に立つ
あなたと私の間に粉雪が舞う
願い事がひとつだけあるの
今日は特別な日
だからすこし夢をください
誰もいない街角を行く
あなたは私の手を取り何も言わない
願い事は温かい言葉
今日は特別な日
だからきっと奇跡は起こる
だれもがほんの少し
誰かを思う時
奇跡の鐘が鳴るのだろう
誰もがほんの少し
誰かを思う時
愛の灯火ともるだろう
今日は特別な日
愛が溢れそうな日
きっと私に奇跡が起こります
今日は特別な日
愛の鐘が鳴る日
あなたと2人のラブストーリー

作詞広井王子 

年が経つにつれ、この曲が私の心にめちゃ沁みる。名曲だ、、、ノスタルジーも相まって、、
泣きそう、、


とは言ってもほとんどのひとは、
は???なんそれ?という感じだろう。


セガサターン、、古い、、と思ってくれればまだいい方で、一歩間違えるとドリームキャストってなんですか?という感じだろう。

なので余計なんか切なくなってしまうのだが、私にとっては曲と歌詞共に最高な1番のクリスマスソングなのです。

で、聖書を学び出してからというもの、またあることに気がついてしまった。

クリスマスは今年もやってくる〜🎵

みたいな歌を毎年聴くことになるが、

よくよく考えると邦楽のクリスマスポップスソングでちゃんと聖書から何かしら引用なりインスピレーションを得ているであろうと感じるものがない、、ということだ。


山下達郎 - クリスマス・イブ
松任谷由美 - 恋人がサンタクロース
back number - クリスマスソング
竹内まりや - すてきなホリデイ
広瀬香美 - DEAR…again
桑田佳祐 - 白い恋人達
稲垣潤一 - クリスマスキャロルの頃には
DREAMS COME TRUE - 雪のクリスマス
BoA - メリクリ
B’z - いつかのメリークリスマス


調べるとこれらの歌が定番クリスマスソングとして挙げられるようだが、私が調べてみた限りクリスマスの歌なのにどの歌も聖書からの引用が見受けられる歌詞ではない。

基本的にクリスマスでカップルが歌うとええんちゃうかな〜みたいな、恋人とのすれ違いの切なさみたいな感じの歌詞の歌がほとんど。

まぁ、クリスチャン人口が1%しかない日本で歌詞に聖書の引用がないのは仕方ない気もするが、

いや、でも
楽しいキリストのミサだから
メリークリスマス!!でしょう?


まぁ、みんなどうせイエス様よりサンタクロースの方が好きなんだろうと言うか、それは讃美歌の仕事だろというか、そもそも12月25日は正確にはイエス様の誕生日ではないみたいだから気にする必要はないのかもしれんが、

有名なやつで一つぐらい聖書ぽいのあってもいい気もするが、せいぜい歌詞では聖なる夜〜と言うぐらいだ。

というかそもそも洋楽のポップスもそんな感じなのだろうか?

まぁ、私は音楽に疎いのでAIに答えてもらったところ、洋楽はポップスでも聖書からの引用または精神を歌詞に取り入れているクリスマスソングは多いが邦楽だとほぼないそうだ。

なるほど、、邦楽洋楽含めクリスマスソングと聖書については改めて詳しい人に詳しく聞いてみたい。


で、


しかしサクラ大戦の「奇跡の鐘」はといと、、

なんといきなり
「むかしベツレヘムの馬宿に生まれしイエス様は奇跡の鐘を鳴らしたもうた」

という聖歌ちっくな出だしから始まるのである。

ちなみに私はこの歌によってイエス・キリストはベツレヘムの馬宿で生まれたのだと中学生の時に叩き込まれたのである。

もしこの歌を聴いていなかったら、私はイエス・キリストがベツレヘムの馬宿で生まれたのだと知らないままだったかもしれない。

いや、知ってはいても、
なんだっけ?なんか中東のなんか家畜小屋で生まれたんだっけ?みたいな感じだったと思う。

広井王子恐るべし!!

もうなんか、歌詞から俺が日本人に究極のクリスマスソングを教えてやる!!!というJ-POP界に宣戦布告をするかのような意気込みを感じるのは私だけだろうか?

初っ端の歌詞の「誰もいない交差点に立つ」という何かしら十字架を思わせる内容(ドストエフスキーかよ)からも、キリスト教の精神を抑えた上でラブソング風に変換してますぜみたいなものを感じさせる。


もしかすると「天使にラブソングを」で歌われた「I Will Follow Him」から着想を得ているかもしれない。元々はキリスト教の讃美歌とは関係のない歌であったが、意外とこれいけまっせということでこの作品で使われたそうだが、サクラ大戦の「奇跡の鐘」もこれに近いことを狙ったように思える。


とにかく歌詞全体からポップなラブソングでありながらちゃんとクリスマスの意味を汲み取っている曲だなぁとしみじみ感じより好きになるのでした。

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