見出し画像

業務Hackのススメ

@nyasbaです。
GxPグループの社内報向けに業務Hackについての記事を書きました(が、残念ながら発行自体が取りやめになってしまったのでここで公開します)

業務に対する自らの姿勢をまとめています。

業務Hackのススメ

仕事をしていると「こうすればもっとうまくできるのになぁ」と思うことが少なからずある。そのような課題を自らのアイデア・技術で少しずつ改善していく取り組みは「業務Hack」と呼ばれる。

システム開発の仕事はお客様の要求を整理してシステムを作り上げることがまず第一に考えるべき仕事だが、システムを開発している途中にも「業務Hackのタネ」を見つけることはないだろうか。何のためにあるのかわからないドキュメントの作成、面倒な定型作業、結論がはっきりしないまま終わる会議、いたるところにタネはある。

それらを技術で解決してこそエンジニアである。

自分が必要なものを自分で作る。それだけで技術力も圧倒的に向上する。やってみたレベルとは違い、実際に運用できる状態に持っていくまでの試行錯誤がエンジニアを成長させる。単なる機能面だけではなく、採用したアーキテクチャによる特性から運用の切替方法まで、得られるものは広く深い。

プログラムで自動化するだけが解決策ではない。近年、クラウドサービスを中心にツールも充実しており、プログラムを書かなくても解決策は見つけられる。プロセス面の課題に対しては、やり方を変えるだけで大きな効果が得られることもある。実装スキルの有無は業務Hackには関係ない。「今を変える」という気持ちがあるかどうかだ。

今は時間がないので後回し、そういう判断も時には懸命だ。ただ、「木こりのジレンマ」という話にもあるように、忙しいことを理由に緊急なことばかりを優先していると、現状からは抜け出せなくなってしまう。まずはチームのふりかえりなどで日頃から「タネを共有する」仕組みを作ることからはじめよう。

今この瞬間にどんなによい業務であっても、変化が止まると衰退する。日常的に「業務Hack」に取り組んでみてはどうだろうか。

「改善しよう」と考えると大ごとに思えますが、自分自身面倒なことが嫌いなだけです。それを技術の勉強も兼ねてHackするようになったのがきっかけでした。GxPに入社してからは主にbotという形で業務Hackをして、チームの空気を変える方向で取り組んできました。

「さいとう、あうとー」

担当を属人化させないためのルーレットBotのメッセージです。直接言われるとなんだよ、と思うこともbot(機械)から言われるとそれが軽減されます。向き不向きを考えて、手段を選択するのも良い勉強です。
業務と技術両方のスキルアップにつながる業務Hack、ぜひ楽しみながら取り組んでみてください。

いいなと思ったら応援しよう!