超・瞬間小説『今夜はカニ料理』
カニ料理で家族だんらん。
「またカニなん?」と、妹がボヤく。
無理もない。
極寒高気圧のこの惑星では、甲殻類しか生息できないのだ。
父「おいおい、何を贅沢言ってるんだ! 広い宇宙のどこかの星じゃ、カニが高級料理だったりするかもしれんぞ?」
家族全員「そんな星あるかー!!!」
思わずツッコミがハモってしまい、
みんなで触角をカシャカシャ回して笑い転げた。
<完>
☆表紙絵 by さとねこと さん → https://note.mu/satonekoto
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