『チョコとタイムマシン』本編
俺がCTスキャン装置のベッドで目をさますと、生機学研究所のマッドサイエンティスト真鍋冴子こと通称サイコが、無邪気に目をキラキラさせながら興味津々に顔を覗き込んで来た。
サイコ「ねえねえ、何周目? 何周目?」
意味が分からない。
サイコとは昔からの腐れ縁だが、こいつの考える事はいつでも俺の想像を超えている。
バカと天才は紙一重という言葉があるが、こいつは紙一重の差でなんとかギリギリ天才側に位置しているようだ。
俺「何をまた意味不明な事、言ってるんだよ。俺、今この機械の中