超・瞬間小説『サンタクロースの夜』
「願いは、かなう。」
…とは、昔から言われてきたが、近年それは当たり前の現象になっていた。
神の奇跡か人類の進化か、純真な願いなら結構かなってしまう時代なのだ。
詳しい原理は解明されていないが、特に子どもたちの願いは、よくかなう。
そんな訳で、クリスマスイブの夜には、もはや晴れていても星は見えない。
おびただしい数のサンタたちが、夜空をギチギチに埋め尽くしているのだ。
<完>
【「大きなモミの木の下で by ならざきむつろさん」参加作品】
☆表紙絵 by さとねこと さん → https://note.mu/satonekoto
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