死にたさへの処方箋さがし
いま、死にたさを抱えているなら、少しだけ私の言葉にお付き合いくださいませんか。
毎年、夏休みの終わりになると、「死にたさ」そのものや若い――あるいは幼い――命のことを考えずにはいられません。
夏休み明けに子どもの自殺が多いと知ってからずっと、この時期になるとこうして記事を書いてきました。近年は夏休みも短縮されてもう二学期が始まっているところも多いかもしれませんが……。
死にたいと感じさせるところに留まりつづけることはないのです。
学校に行きたくなかったら、行かないことも自分を護る術のひとつだと私は思っています。
そしてこの考え方は、いまでは珍しいことではなくなってきています。辛いなら行かなくたっていいんだよ、とたくさんの声にあふれているのです。
もちろん、学校以外の悩みを抱えているかもしれません。家族・親族、地域、塾、健康や身体のこと……。それぞれ辛さの形は様々でしょう。
(私の経験を晒してしまうのはあまりにも安易で、今苦しんでいる人に失礼かと思って控えています……)
なにも事情を存じ上げていない私が軽々しく言えませんが、でも。
でもどうか、ご自分を大切にしてください。
死にたさに対する処方箋があったら……そんな風に思うことがあります。
誰かに辛さをこぼしてみること、そこから始めてみませんか。
もし、辛さを理解してくれない人がいたら、こちらから願い下げしましょう? 分かってくれる人が身近な人かどうか、ではなく、ちゃんとあなたに寄り添ってくれる人がたった一人でもいればいいです。
辛さを叫んでいるあなたを助けたいと思っている人は想像以上にたくさんいるのですよ。本音をこぼしてみれば、死にたさの処方箋がきっとここから広がります。
あなたがあなたでいることは、尊いことなのです。
どうか、死にたいと思っているあなたに届きますように、辛さが救われますように。
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