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ビニ傘下克上

#高嶺の花の緊張感より幼馴染の親近感

以下2つは例で、主従逆転の話がしたい。

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ビニール傘を使っている。
随分前に布傘の糸がほつれて以来ずっと。
破損も紛失もさほど心配せずに使える。
かと言ってビニ傘も、壊れないし失くしもしない。

そして。

時々コンビニで買ったカップ麺を食べる。
でもラーメン店には行かなくていい。
美味しいとは思うけど、1,000円前後出して食べたいのは年に数回。
(ラーメンマニアの方、気を悪くなさらず)

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主従で言えば布傘や店舗ラーメンが主であり、
ビニ傘やカップ麺は従だろう。

主の物が何かしらの理由で手に入らない時、
代わりや間に合わせで用意される従。

でも我慢するでもなく、従で満足する場合も実は多い。
シーンによっては、従の方がニーズに合うことすらある。
僕のビニ傘やカップ麺がまさにそうだ。

お好きな方をどうぞと言われても、
場合によっては従側を選びそうだ。

主従の従側にあって主側にないもの。
主側より従側が優れている点。
僕が従側を選んでしまうかもしれない理由。

それは
「引け目や気負いを感じさせない身の丈に合う親近感」
なんだと思う。

せっかくの高級傘はかっこいいけど気を付けて持ち歩く。
意識の一部をずっと少し傘に向けている。
でもビニ傘はいつでも気楽に使える。

わざわざ店舗に行って食べるラーメンなら美味しくあってほしい。
でもカップ麺ならそれなりの味で幸せを感じる。

高嶺の花みたいな憧れの存在より、
いつでも相談できる幼馴染が落ち着くのに近いかもしれない。
高嶺の花のことを相談している内に、
幼馴染の方が好きになってしまった感覚、とでも言おうかw

結局は、高嶺の花の緊張感より、
幼馴染の親近感を選んでしまう僕らがいる。


#主従逆転

主だとか高嶺の花だとか思っていると、
地道に接点を稼いで着々と好感度を上げた従に負ける。

負けたらどっちが主でどっちが従かわからない。

業界1位とかパイオニアとかフロントランナーとか、
そんなことを「自負しています」なんて語っていると、
すぐ後ろからぴったりと従がマークしているかもしれない。

何より従には、規格化と大量生産という最大の武器がある。

追随に気付いた時には、もう巻き返しは難しそうだ。

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