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週刊『めんたい♡通信』20240915号

こんにちは! 

三連休いかがお過ごしでしょうか。
9月に入り暑さも流石に和らいだか・・・と思ったら、先週は猛暑が舞い戻ってきてしまいましたね。日中はまるで温風が吹いているような外気でした。福岡・太宰府では猛暑日が通算56日に達しているとか。約2ヶ月も35度以上の気温が続くって、もはや気候帯が変化しているとしか言いようがないですよね。


この三連休は『敬老の日』だったことをすっかり忘れていました。最近は三連休が増えすぎて(そうなるように法律を改正したからなのだけど)、個々の祝日を祝う意識が薄れてきたようにも感じます。

敬老の日が制定されたのは1966年の事らしいですが、当時の日本人の平均寿命は男性が60代後半、女性が70代前半でした。
それから60年経ちました。平均寿命は15歳以上伸び、今では60代で元気にライブを演っているミュージシャンも少なくなく、客席も同世代の観客で一杯です。

今や長寿って何歳から?というほど平均寿命が伸びました。まあ、子供でも大人でも誕生日は何歳でもお祝いすればいいと思いますし、老若男女お互いをそれぞれ敬う社会であることが大事なのだと思います。


米大統領選挙でトランプ氏とハリス氏とのテレビ討論会がありました。ハリス氏が無難に乗り切り、これで接戦のまま投票日に突入しそうな感じです。メディアなどでは偏った報道・情報が出され続けるのでしょうけど・・・。

国内でも自民党総裁選。9人も立候補していてこちらも混戦。決選投票に残る2人が誰になるのかが最初のポイントで、その組み合わせ次第で決選投票での議員票は、どちらが総裁にふさわしいかよりも、どちらが勝馬になるのかを重視することになるのでしょう。水面下でも色々画策があるでしょうから、予想は難しいですね。

米大統領×自民党新総裁(≒新首相)がどのような組み合わせになるのか、祈るばかりです(笑)。

【マーケット雑感】
先週の欧米の株式マーケットは大きく反発。
米国株価指数は前週末比でダウ平均+2.6%、ナスダック+6.0%、S&P500+4.0%と大幅上昇し、前週(9月第一週)の大幅下落分を丁度取り戻した形です。半導体大手エヌビディア株も前週末比+16%とやはり前週の大幅下落分を帳消しにする値上がりでした。

前週は『米国の経済指標が弱含みで景気後退懸念、半導体・AI関連のブームの終焉への懸念などが下落の口実』だったのですが、先週は今週予定されている米FOMCでの利下げ幅が0.25%ではなく0.5%に拡大されるのではないかとの期待感が反発要因となりました。

毎週のように発表される経済指標が専門家の予測からわずかに上下しただけで、株価が大きく上下する事が日常茶飯事となっています。先物やオプションといったレバレッジがかかった商品を売買するヘッジファンドや個人が増加し、しかも自動売買プログラムを使った取引も急拡大していることが、株価変動性を増幅していると考えられます。

メディアは表面的な株価の動きに何かしらの理由付けをして、かつ大げさに報道するので、それがSNSなどを通じて世界中にあっという間に拡散して、投資家の不安を煽ることになっています。

いずれにしても、米国株価指数は利下げを先取りした形で再び史上最高値更新が視野に入ってきました。今週のFOMCの結果を受けて一気に上値を取れるのか、それとも材料出尽くしとなるのかが注目されます。


米長期金利は3.65%に低下、年初来の安値を下回っています。
これをうけてドル円レートは一時140円台まで円高が進みました。8月5日のクラッシュした日より円高となり、昨年末の水準を上回る円高水準になりました。

円高の背景は米FOMCが利下げする見込みであることに加え、逆に日銀は利上げ方向であると考えられているからです。複数の日銀審議委員から利上げ方向の発言が相次いでいることを口実に、マーケットでは円高への投機的な圧力が強まっているようです。


円高進行の影響で米国株は大幅反発したのに、日本株は前週の大幅下落を取り戻せず、週間で横ばい(日経平均+0.5%、TOPIX-1.0%)でした。半導体関連株はリバウンドしましたが、円高進行で輸出関連株などが大きく売られた他、金融株なども売られたことが株価の頭を抑えました。

加えて米国株以上に株価変動性が非常に大きくなっています。日経平均は連日1,000円以上の上下を繰り返す荒い展開でした。ドル円相場の動きに連動した日経平均先物の売買に翻弄される展開が続いています。


中国上海株価指数は引け値ベースで年初来安値となりました。中国経済の回復はまだまだ見通せない状況のようです。
中国経済の低迷は仏の高級ブランド株などにもネガティブな影響を与えています。仏CAC指数は欧州株の中では頭が重い展開が続いており、昨年末比較でマイナス圏にあります。


金(ゴールド)は前週末比+3.4%の大幅高で、史上最高値を更新しました。米金利が低下し、円高だけでなく世界的にはドル安でもありますし、地政学的なリスクの拡大もあり、金(ゴールド)への需要は根強いものがあるようです。
気づけば年初来で+26%も上昇し、S&P500やナスダックの+18%を上回っています。


東京市場は今週と来週と三連休が続きます。9月末の大事な時期にどうかという感じもします。いずれにしても、今週は米FOMCと日銀金融市場決定会合の結果にマーケットがどう反応するかを見守ることになります。

(主な指標)

【今週の記事】

(先週に続いて)寡聞にして存じ上げなかったのですが、アーティストの田名網敬一という方が先月お亡くなりになりました。言われてみれば目にしたことがあるデザインが沢山あります。

今年前半に氏が話されたインタビュー記事、とても興味深く読みました。
やっぱり人生面白いことをし続けたいし、五感を駆使して毎日を生ききるという姿勢も素晴らしいと感じました。

【その他本文で参照した記事】

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それでは、また来週!
(今回は9月15日お昼頃にお届けしています。)

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