年間ベストアルバム30 in2020
さすがにビックリしました。
COVID-19がやって来、理想の音楽活動が全く出来ない。スーパースターにもインディーズの人にも全く同じ不幸が降ってきました。失業率がどうだとか株価がどうだとか、そんな年です、2020年は。
なので、私は「今年の音楽シーンは不毛かい。。。」という心持ちでいました。結構本気で。
しかし、私の予想は大きく逸れました
Tame Impalaのアルバムを皮切りに、南魚沼の米を彷彿とさせる粒立ちのあるアルバムが毎週のように届いてきました
驚くのと同時に、なぜ?なぜ、今年がそんなに素晴らしい音楽で溢れているの?という疑問も出ました。が、そんなこと考えている余裕はない、とにかく今目の前に広がる素晴らしい音楽ギフトを堪能したいの一心で聴きまくりましたよね。
その貪り食った美味しい音楽の中で、特に私が絶品!と感じたアルバムを30枚、ランキング形式で紹介しようと思います
基本ノーコメントでランキングを発表していきます
30. The Mavericks “en Español”
29. The Novembers “At The Beginning”
28. Shohei Takagi Parallela Botanica “Triptych”
27. The Empty Hearts “The Second Album”
26. Taylor Swift “folklore”
25. Sidi Touré “Afrik Toun Mé”
今年のアフリカ西部の新譜は挑戦的なアルバムが多かったが、やはりそこはシディ・トゥーレ。前作から方向性を変えることなく良質な音楽を提供した。「アフリカは団結しなければ」という意味のタイトル通り、感情的かつ楽観的なシディの声がカラバッシュ(大きな瓢箪を使う打楽器)とアコースティックギターの強いブルースリフによって映えている
24. Hory Motors “Horse”
23. Vikingur Ólafsson “The Arts And Hours”
22. Elvis Costello “Hey Clockface”
21. Joji “Nectar”
先行シングル「Run」が大きな反響を受け、アルバムに対する期待は膨らんでいた。しかし、何だ?このアルバム?ヤバすぎるではないか。“陰性の幸福”というものを全面的に曝け出した、そういうアルバムである。特に「Daylight」で見せるロートーンボイスはこのアルバムが形のない安定感を生んでいることの象徴ともいえるだろう
20. Arat Kilo “Afro Beat”
19. Matt Rollings “mosaic”
何と30年ぶりのアルバムである。彼のスタンダードナンバーとクラシックを混ぜた内容になっているが、彼のピアノはよりダイレクトに伝わってくるような音作りである。そこにウィリーネルソンを始めとする豪華ゲストが祝福の歌声を奏でる。今年度最もシンプルでかつ丁寧なアルバムだ。中でも「Accentuate the Positive」での彼のプレイは必聴だ
18. Kaede “Stardust In Blue”
17. Mary Lattimore “Silver Ladders”
アンビエントハープで、エフェクトを駆使しながら傑作ばかり生み出すメアリー。今作も凄いことをしてくれた。新しいニールというプロデューサー組んだらしいが、それは新境地を生み出すという点で大正解と言えよう。エモーショナルさが前作から更に増している。特に大作「Til a Mermaid Drags You Under」は圧巻の一言だ。ニールのギターとこんなにも美しく絡むなんて、、!!
16. Invisible System “Ambiences In Mali”
15. Gregory Porter “All Rise”
14. Kelly Lee Owens “Inner Song”
13. Standards “Fruit Island”
今年聴いて1番楽しかったアルバムはこれ。デビューアルバムとは思えない。ジャケットからも察せられる明るさ、本人が「フルーティーメロディ」と称している通りだ。甘酸っぱいサウンドと超絶テクニックで思わず体が動く。先行シングルの「May」は名曲で一種のスルメアルバムともいえるだろう。2ndが早速待ち遠しい作品だ
12. Harem Scarem “Change The World”
11. Waaju “Grown”
10. Bully “SUGAREGG”
9. Schroothoop “Kleiwm Gevaarlijk Afval”
イヤホンで初めて聴いたとき、頭の中には❓が充満した。私の知っている音が何一つないのだ。4コマ漫画なのか不可解なジャケットもどこか恐ろしい。メロディーはどこかエスニック味を感じるのだが。調べてみるとなるほど、ゴミ箱に捨てられていた廃材から作ったドラム、バケツと物干し竿で作った一弦ベース、ガーデニングナイフで作られたピアノなど自作楽器で構成されていたのだ
その瞬間、私のこのアルバムに対する不安は全てポジティブに変わった。ジャンルごった煮は私の大好物、ジャケットもいい味だしてるじゃないか。最高。「Plastics is Burning」は私の今年のベストチューンの一つとなった
8. 森本仙 “Sen Morimoto”
7. サニーデイ・サービス “いいね!”
6. The Lemon Twigs “Songs For The General Public”
メジャー過ぎず、マイナー過ぎずいて欲しいです★
5.Waxahatchee “Saint Cloud”
これを私は探していたのか、そう思わせられる。「カントリー・フォーク系」のアルバムというのはどこか一流にはなれない、泥くさい・嘘っぽいアルバムが多い印象だがこれはまるで違った。前作がよく傑作とされているが、私はあまり好きではなかった。あの90年代オルタナに心地よさを足したようなアルバムは私求めているものでは無かった。「Sliver」は良かったけど。
そういう経緯もあり、このアルバムには家に帰ってきたような安心感を与えてくれた。まず、ドラムがの音が素晴らしいし、サウンドは文句なしの満点。ボーカルも前作よりマッチしている。まさにフィラデルフィアなアルバム。
4. Awale Jant Band “Yewoulen”
3. Invisible System “Bamako Moon”
2. Dan Penn “Living On Mercy”
1. Siti Muharam “Romance Revolution”
私が言いたいことを全てディスクユニオンさんが語ってくれたのでそちらを載せます↓
次回は2020年ベストトラック10を紹介します
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