日向の英語と日陰のロシア語!?
皆様ごきげんよう! Nyao先生です!
本日は、英語圏の国々からは対極にあるような国に関しての話題を取り上げたいと思います。
(新しい英単語イラストのご紹介は最後のほうにやってきますので、懲りずに最後までお付き合いください!)
といいますのも、先日、Nyao先生と、今年大学生になった我が家の
“子Nyao”とyoutubeを見ていて、たまたま出会ってしまった、
濃いい~ユニット
“ピロシキーズ”笑
ピロシキといって思い出すのは、はい、あの濃いい国 ロシア。
Nyao先生がピロシキという食べ物に出会ったのは小学校の学校給食でした笑
なぜかピロシキとボルシチがセットになって給食のメニューになってたんですが、ピロシキは必ず二個セットで片方はお肉、もう片方はなぜか“つぶアン”だった・・・・今考えればロシア料理なのになぜアンコ??
ま、それはおいといて。
小学校を卒業したあと、日本国外で再度ピロシキに出会ったのはアメリカの大学カフェテリア。
そのとき、それがピロシキだと気づかず、ほかのものよりは、マシ!と手に取っていたマッシュポテトとチーズが入った揚げ餃子“ピローギ”。ポーランド人の留学生が「これはピエロギというポーランド料理だから!」と言い張っていたけど、ゆっくり発音を聞いてみたら、なんだ、ピロシキじゃん!
でも元をたどれば、それって中国の餃子にたどり着くそうですね!なにしろ地続きだから。
よく中国人と話してると「その料理、もとは中国料理だから!」と言われますが、たしかに笑 偉大なる中国何千年の歴史
さて、前置き長くなりましたが、本日はこのYoutuber のユニット
“ピロシキーズ”
を見ていて思い出したことをご紹介したいなと。
彼らは生まれはロシアですが、育ったのは日本という経歴で、なぜか関西弁を話すロシア人お二人です。
私の友人にも高校に日本の津軽へ交換留学に来たことのあるアメリカ人F君がいますが、彼も初めて学んだのが、「津軽弁」。
「Yes」は「んだ」だと思っていたと笑
先日F君に津軽弁を話してもらったら,さすがNative!何言ってるのかさっぱり理解できませんでした笑
はい、また脱線しましたが、そのピロシキーズ。
見ていただくとわかるんですが、彼らに共通しているのは、母親が日本人と再婚したから日本に来ているという点です。
彼らは日本にあこがれて自らの意思でやってきたわけではなく、家庭の事情でいつの間にか日本にやってきて日本の学校に行くことになったという点ですね。
・・・その話を聞いたときにふと思い出したことがあったのです。
それは、今をさかのぼること・・・・~年前笑
Nyao先生は大学を出てから英語を職業に結びつけるために働きながら通訳者・翻訳者養成学校に通っている時期がございまして。その時、単発で引き受けていたのがスポーツ大会などの通訳の仕事でした。その中でも印象的だった仕事、「新体操の国際大会の通訳」時代をふと思い出したのです。
はい、ここでみなさん問題です。
新体操の試合などでは、どんな国の選手が活躍しているか検討がつきますか?
はい、そうです!
新体操の強豪国といえば、そこは・・・・
ロシア
をはじめとする旧ソビエト諸国や東欧諸国なんですね。
なので、新体操の国際大会で活躍するのがロシア語の通訳さんたちなのです。
何しろロシア語圏の選手たちが試合にわんさといらっしゃるので、通訳さんたちもテンテコマイ。ふだんそれほどの需要が見込まれない(失礼!)ブルガリア語の通訳さんやらハンガリー語の通訳さんやら希少言語通訳チームも出来上がるわけです。
そんな大会では本当にたくさんの希少言語やロシア語の通訳さんたちと知り合い、様々な世界事情を知ることができました。
その時彼らを介してロシアなどの人たちと交流することができたのですが、まあ、なんとロシア人を筆頭とする東欧の方々の面白いこと、濃いいこと笑
ロシア語で対応している東欧の某小国Lなどは、国に財力もないため、選手は一人しか参加できておらず、しかも英語でいうHuuuuuge!という体躯の、目つきの悪い男性が一人ついて日本に来ていました。18歳くらいの女の子に大きなおっさんという選手団。
あとでそのチーム付き通訳さんに聞いたところ、そのおっさんはマフィアがらみの男性で、スポンサーだと聞き、ショックを受けるNyao先生だったのです。
もうだいぶ年数がたっていますが、この状況きっといまだに代わっていないのではと思います。
ロシア選手団にも目つきがあまりよろしくないボディーガードのような、マトリョーショカでいえば一番外側の大きな人形といった風体の用心棒のような男性陣笑が二人くっついていました。
大会中、そんなロシア選手団とエレベータに乗り合わせたNyao先生。一人のロシア語の通訳さんが、彼らの伝えた階数を間違えて、違う階数のボタンを押してしまい、そのエレベータが各駅停車状態になってしまった時のこと。その大きなマトリョーショカ用心棒が通訳に強い口調で一言、「〇✖△!」と何か言葉を発しました。
と、その瞬間、乗り合わせていたロシア語の通訳さん3名ほどが凍り付くのがわかりました。
彼らが下りた後、通訳さんたちに「さっき、あの用心棒さんは何と言ったの?」と尋ねると、ロシア語の通訳さんが苦笑いしながら答えました。
「エレベータが各階どまりになっちゃったじゃないですか。そしたら、『まったくお前はイライラさせてくれるな!』だって」
お国の違いを感じますね!笑
ピロシキーズの動画でも日本人とロシア人の違いがよーくわかりますので、よかったら見てみてください笑
そしてロシアといえばこの方。
故 米原万里さんの「ロシアは今日も荒れ模様」
旧ソ連、ゴルバチョフ書記長の会見が世界中に中継された時、日本のテレビ局で同時通訳を務めた万里さん。2006年に56歳でお亡くなりになるまでたくさんの書籍を世に送り出されました。彼女独特のユーモアたっぷりの語り口で愛すべきロシアのお話を堪能することができます。
新体操の国際試合から脈絡なく話が発展しましたが、私が知り合ったロシア語の通訳さんが別れ際につぶやいていたことを思い出します。彼女はお子さんが生まれたばかりで、そのお子さんにロシア語を教えるのかと聞いた時のこと。彼女はしんみりした顔で答えました。
「子供には私のようなロシア語の専門家にはなってほしくないと思っていて。ロシア語を仕事にすると、世界の暗い部分を相手にして仕事をしなければならないから。もう少し日の当たる世界を相手に仕事にしてもらいたい。」
彼女、日本海側の小さな空港に美しいロシア人女性を迎えにいく、いわゆる「アテンド」という仕事を主に行っていました。その女性たちを日本人の夫が迎えにいくお手伝いをするのですが、その夫となるはずの日本人男性は大抵ロシア語が話せず、しかもどうみても企業のサラリーマンに見えないけどお金がありそうな中年男性が多いとか。。。。
いやあ、人生はいろいろありますね。。。
ということで、日の当たる仕事って何だろう?
日があれば影もある・・・
そんな不条理に思いをはせるNyao先生なのです。
ということで長くなりましが本日の単語はその不条理に当たる
Absurd
形容詞として使う場合の意味は
(形) 不条理な、ばかげた、ばかばかしい
不条理 という名詞としても使用できます。
そして
Absurd rumor
不条理なうわさ
BがCに食べられちゃったという不条理なうわさをAが耳にします笑
ということでロシアから話がながーくなりました。
また遊びに来てくださいね!
Nyao先生でした!
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