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【セリエA】今季、移籍市場を騒がせる『ドゥシャン・ヴラホヴィッチ』とはどんな選手?【選手分析】

いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。

今回は移籍市場オープン期間でもありますので、今季市場を騒がせる『ドゥシャン・ヴラホヴィッチ』について書きたいと思います。

大まかなプロフィールはこちら。

典型的なセンターフォワードで、利き足は左。
脚光を浴びだしたのは2020-21シーズンに、フィオレンティーナではガブリエル・バティストゥータ以来となるリーグ戦21得点を達成したときからでした。

今季も順調に得点を積み重ね、リーグ得点ランキング1位となる活躍ぶりを見せていますが、2021年12月31日現在では2023年6月30日までとなる契約延長交渉が決裂しており、ビッグクラブへの移籍、フィオレンティーナとの契約延長か、動向が注目されるようになりました。

そこで、今回はこの選手がどんな選手なのか?というのを簡単ではありますがここに書いていきたいと思います。


・典型的なセンターフォワード

上記したように、フィオレンティーナからしたら元アルゼンチン代表FW、ガブリエル・バティストゥータ以来となる本格派センターフォワードとなります。

プレースタイルも似ており、190cmの体格を活かして懐の深いボールキープやポストプレイを見せる等、前線に置けば基準点となれる選手です。
サイドに流れることもありますが、その際は積極的にドリブルによる打開を試みたりすることもあり、最終ラインの選手達からみればかなり厄介。

だからといって、球離れが悪いかといえばそうでもなく、ミドル、ロングカウンター時には基準点となり、簡単にはたいて前線で再度ボールを貰うために献身的に動きます。

得点パターンは多彩で、利き足である左足でのシュートの際はワンタッチゴールでもニアを正確に撃ち抜ける程の冷静さを見せます。
頭でのゴールも多く、ヴラホヴィッチが出し手にリクエストしているのか高目のクロスを正確に撃ち分けます。
叩きつけるヘディング、首を振って正確に逆サイドを射貫くヘディングと、とにかく正確なシュート技術が際立っており、セリエAでは屈指のゴールハンターに成長しました。

違約金も、パルチザン→フィオレンティーナへの移籍時には1.85m€だったのですが、今や70m€にまで跳ね上がっています。


・獲得を狙うクラブ

かなり大まかな紹介でしたが、良質かつ本格派のセンターフォワードで年齢も若いことからビッグクラブは軒並み彼のことを獲得しようと狙っています。

特に狙いをつけているのがアーセナルと言われており、理由としては主力FWのオーバメヤンが32歳と加齢による衰え?を見せつつあり、また規則違反による出場停止とキャプテン剥奪等もあり、今冬の移籍の可能性があることと、同じく主力FWのラカゼットが契約延長交渉が決裂しており、後釜となるFW獲得が急務となっていることが挙げられます。

また、バルセロナも今冬の移籍市場でのターゲットとしているとの噂が出ています。
ですが、あくまでトップターゲットはドルトムント所属のハーランドであり、獲得失敗時にヴラホヴィッチ獲得へと切り替える、との話も出ており、会長も『トップ候補はハーランド』と話していることから、可能性としてはアーセナルと比べると若干低いように思われます。


・フィットしそうなクラブはアーセナル

上記2クラブで比較すると、よりフィットしそうなのはアーセナルではないか?と個人的には考えています。

何故なら、バルセロナですとシャビ監督が作り込んだゲームモデルやバルセロナでのポジショナルプレー習得に一定の時間が取られてしまうことや、セリエAよりテクニカルなラ・リーガですとヴラホヴィッチがパスワークに加わりつつ得点を今のペースで積み重ねることが出来るか?というと、疑念が残りますし、55m€でフェラン・トーレスを獲得したばかりなのに70m€ともいわれる違約金を今のバルセロナが捻出出来るか?というところもひとつ懸念があります。

それに対し、アーセナルはエミレーツスタジアムを自前で所有しており、金銭的には比較的潤沢なクラブです。
なにより、今のゲームモデルがセンターフォワードのポストプレイも含めたパスワークからゴールを陥れるスタイルであり、バルセロナはパスワークをより活かす為にFWには裏抜けの動きがより求められるのに対し、今のプレイスタイルを大きく崩すことなくプレー出来ることから、フィットするのも容易ではないか、と考えられます。

アーセナルはパサーにサカやウーデゴーア、スミスロウ、ジャカと揃っていますし、クロッサーでいえばティアニーもいます。
左右、楔のパスとかなり多彩なボールによるチャンス供給体制が作られており、セリエAよりもスピーディーなプレミアリーグでもゴール量産が期待できる、というのが私個人の考えです。


・おわりに

ここまで書きましたが、冬の移籍市場は夏の移籍市場で取り損ねた、または怪我人が出た場合の緊急補強等が多くを占めます。

得点ランキングトップを走る、主力中の主力がチームを離れるか、というと考えにくい時期ではあります。
ですが、全く可能性はないかというとそうでもない(アーセナル、バルセロナは今冬でのFW補強がマストのため、比重を変えて取りに行く可能性は大)ので、2022年1月31日まで注意深く市場を見ていくと、ハラハラして楽しい冬を過ごせるかと思います✨

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