映画『最高の人生の見つけ方』
最高の人生の見つけ方
THE BUCKET LIST (原題)
2007年 アメリカ
主演
ジャック・ニコルソン
モーガン・フリーマン
実業家で大富豪のエドワード(ジャック・ニコルソン)は倒れて自分の経営する病院に運ばれた。
同じ病室にはもう一人の先約が。
物知りの車の整備士カーター(モーガン・フリーマン)だ。
エドワードは病室にサイフォン式のマシーンを持ち込むほどコーヒーが好きだ。
秘書もいてあれこれやってくれる。
病人のくせに何やら美味そうなものをバクバク食べている。
そしてゲーゲー吐く。笑
それもそのはず。
二人はともにガンだったのだ。
しかも余命半年。
カーターは捨てたはずの“棺おけリスト”をエドワードに拾われ見られてしまう。
棺おけリストは死ぬまでにやっておきたいことである。
4個くらいしか書いてなかったのにエドワードがそれにどんどん追加していく。
“タトゥーを入れる”とか“最高の美女とキスをする”とか笑
そしてエドワードからまさかの「やってみないか?」との誘い。「金ならある」と。
大学時代に妻が妊娠してしまい、自分の夢を諦め大学も辞め、家族のために仕事も選ばず働いてきた。そんな子供たちも巣立ち、皆んな家を出て行ってしまい、今は妻と二人きりになった。だが、かつての恋愛感情を思い出せずにいた。
あぁこーゆう思いを抱えてる人ってたくさんいそうだなぁ〜なんて思って観ていた。
そして保守的だったまさかのカーターが妻の反対を押し切り、エドワードとの二人旅を決意!!
リスト一つ目のスカイダイビングのシーンは爽快!!
美味しいもの食べたり。
美しい景色を見たり。
マスタングでカーチェイスしたり。
エジプト行ってピラミッド見たり。
ジャグジーに入ったり。
美女にバーでナンパされたり。
↑
美女のエベレスト登った時の話聞いて私が騙されて感動して涙を流すっていう珍事件が起きましたけどね笑 だってカーターも目ぇキラキラさせてたよね??それなのにウソだって見抜いてたの??
しかし何で秘書ずっとついて来てんの?
とは思ってたけど、それなりにやることやらないとね。遺産狙ってるからね笑
カーターがこっそり会えずにいるエドワードの娘の住所を調べて家の前で車を止めさせる。
余計なお世話だと激怒するエドワード。
「お前らはタクシーで帰れ!」
と言い残し、リストも破り捨て、車で立ち去る。
カーターは家に帰り、家族大勢が集まった食卓で楽しそうに料理を囲む。
それとは正反対なエドワード。
だだっ広く無機質な家。帰っても誰もいない。お世話してくれる秘書もいない。何かを食べようと思ってもパックすらまともに開けられない。
うーーん。寂しい画だ。。
カーターは妻との愛を復活させたようだった。夜のお楽しみが始まるかと思いきや妻をベッドルームで待っている間に倒れてしまう!!
病院に駆け付けるエドワード。
カーターのガンは脳に転移していたのだ。
倒れて死にそうになってたのにエドワードが好きな世界一高いコーヒー豆の“コピ・ルアク”のことを書いた紙を渡しエドワードに読ませるカーター。
その豆は、なんとジャコウネコのフンから採れるらしい!!ジャコウネコはコーヒーの実を食べるらしくいい具合に腸内で発酵されフンとして排出されても消化しないからそのまま豆が出てくるらしい。それを洗って煎った豆だとか!!
それを飲んでたんだと!!
ここで二人は大笑い!!!
お腹をかかえて大爆笑!!
またリストの一つ達成。
この映画でこの豆のこと知りました。
調べたらジャコウネコのこと本当だった!
エドワードは、娘とは結局あとから自分で会いに行って和解出来たみたいだし。
友達って長い短いって期間は全く関係ないって本当に思うな。
本来ならこの二人は出会わなかったと思う。
変な話、病気にならなければ、この病院に行ってなければ二人は出会わなかっただろうな。すれ違いもしてないだろうな。
なのに…だ。
誰よりも深いところに二人はいけたんだ。
心で繋がってたんだ。
付き合いだけ長くても全然知らないことって山ほどあるし。
友達以外だって、たとえ夫婦でも家族だとしても。
それはいかに密度の濃い時間をその人と過ごしたか…なんだろうね。
お葬式のスピーチも泣けたなぁ。
3ヶ月前まで全く知らなかった二人なのに。
ジャック・ニコルソンは悪っぽい役が本当に合うね。あとモーガン・フリーマンの笑顔がすっごくキュートだってことをこの映画で気付けた!!
そしてやっぱり二人は名俳優!!
一時間半くらいの映画だけど、たっぷりで濃厚で笑いあり涙ありで心にグッとくるとっても素晴らしい映画でした。