【若年性乳がん1回目その①/2003年発覚当時の話】 Xより転載
2003年。
当時25歳の私は、入浴中左胸にしこりを見つけた。
私は中学高校と女子校に通っており、保健体育の授業では乳がんの自己触診のやり方を教わっていた。
入浴中の私はふと、久しぶりに触診してみよう!と思い立ち、胸を片方ずつ触ってみた。
そうしたら、
本当にしこりがあった。
まさかね?
そんな分かりやすいケースないでしょ。
そう思いながら、
私は掛かりつけの「婦人科の女医さん」の元へ向かった。
当時弱冠25歳だったわたしは、乳がんを診るのは乳腺外科である ことすら、知らなかったのだ。
ただ、乳がんの自己触診のやり方「だけ」を覚えていた。
かかりつけの婦人科を受診すると、主治医の先生が慌てた様子で、
「紹介状を書くから、
大きな専門病院に行って」
と、私に告げた。
えっ…?
私は、
やだなあ、これは違いますよ〜
みたいな答えを貰うために、受診しに来たんだけど…。
不幸中の幸いというべきか、当時の住まいから車で10分位のところに、全国区で有名な乳腺専門病院があった。
私は25歳にして、その乳腺専門病院の扉を叩くこととなったのだ。
2003年2月、ちょうど誕生日の前月の話であった。
それから私はまだあと2回がんに罹患することになるのだが、それはまだだいぶ先の話。
続きはこちら。