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若年性乳がん1回目その⑤/昔のリンパ郭清後のリハビリはこんな感じだった

その④はこちら。

前項で、1回目の乳がんの手術範囲について書き忘れてしまったので、改めてここで書いておきます。

2003年当時の私の乳がんの術式は、


左乳房部分摘出+リンパ郭清術


でした。

もっと具体的に書くと、

左乳房の外側下部を6分の1切除して
さらに左脇の下をごっそり摘出した(穴が空いた状態)

という感じです。

だから、術後は胸の傷が痛いのに加えて、腕が挙がらない状態で目覚めたわけです。

当時の病院の方針で、

リンパ郭清した患者については
とにかく腕が挙がる状態にして退院させる

というのがありました。

壁には、腕を挙げるための角度を記した線が貼られており、患者は全員その壁に沿って立たされ、毎日腕を挙上させられていました。


2023年現在のいま、こういうリハビリやってる病院あるんでしょうか?

パッと検索した感じでは、ちょっと見つけられなかったのですが…。



とにかく、乳腺専門病院ということもあったのか、リハビリ方法がめちゃめちゃきっちり決められていました。

我々患者は毎日真面目にそれに従って、腕を挙げ続ける毎日を送っていました。

もちろん、1日中リハビリをするわけにはいかないです。

リハビリ以外の時間は各自の病室を行き来して、お見舞いで貰ったお菓子を食べたりして、談笑するなどの時間を送っていました。

そんな時間を約1ヶ月間過ごして、恐怖の病理結果を聞かされる日がやってきます。


脇の下のリンパ節を取られている時点で、抗がん剤治療を免れないことは薄々分かっていました。

あとは、

・転移がどのくらいまで広がっていたのか
・ステージが幾つなのか 
・どんな薬で治療するのか

というのが、これから初めて知らされる内容でした。

つづく。


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