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質実剛健

今日は仕事が休みだったので、自宅で作っているライサワー種を使って、いつもと違うライ麦パンを焼いてみました。

香りにつられて、リモート授業の子供がやってきたので、二人で焼き立てをパクリ。皮はパリ、中は柔らかく香ばしくて美味しい❤️ これは、クリームチーズと蜂蜜と合う味、と思ったので、早速塗ってたべてみる。美味。

ドイツは寒い国なので、砂糖きびは穫れず、お菓子やパンの甘味を蜂蜜で取っていた歴史があります。ドイツ風のライ麦パンなら合うはず、と思ったのは正解でした。

ドイツの食生活は、質素という話があります。昼がメインで、夜はパンとチーズ、ハムといった切るだけで火を使わないもの。確かに見た目は地味だけれど、ライ麦や小麦の配合、焼き方を変えるだけで、こんなに味に変化が出る。限りある材料を多様に使う、質実剛健な生活という方が正しいですね。

ドイツのお菓子の配合は、中にアーモンドを入れたり、ローマジパンを入れたり、中々しっかりした味わい。見た目で想像するより、ずっと美味しいのが嬉しいです。

初めて食べた時、憧れのフロイトリーブのパイ菓子が、感動するほど美味しかったのが、今でも印象に残っています。

もう30年も昔、ドイツのブレーメンで見たクリスマスマーケットに売られていたお菓子。ドイツでは、クッキーはクリスマス用の特別なお菓子だったそうですから、あれは贅沢な季節菓子だったのでしょうか。

子供が、大喜びしそうなマーケットも、年に一度のお楽しみ。普段の堅実な暮らしとは違って、特別なものだからより嬉しいのかも知れませんね。

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