思い出を呼び起こす味
なんてことのない食べ物だけど、それを食べた時の幸せな状況が思い出され
て、好きなものになっているということがありますね。
以前働いていた店舗の店長が、ごく普通の焼きそばに思い入れがあるような
ので、理由を聞いてみました。
なんと、初デートの時に彼女(今の奥様)が作ってきてくれたお弁当だった
そうです(^^♪
ご夫婦の仲がいいのが、伺えますね。
よく聞くのは、風邪をひいたときの桃缶。昔は高級品だったのかしら?
私は、水餃子かな。子供のころ、母と姉と三人でせっせと餃子を丸めた
記憶が蘇ります。父が満州育ちだったので、現地で食べていた味を母に頼ん
で、作ってもらっていたようです。本当にシンプルで、ひき肉と白菜、シイ
タケが具材。茹で立てを酢醤油につけて、何個も食べたものでした。
大田区蒲田や大森あたりには、満州由縁の方が餃子を売りにしているお店が
あります。行って食べたら、本当に実家の味と同じでした。
父は、中国の人は餃子の時は、ごはんをつけないと言っていました。
我が家は日本人なので、ごはんと漬物とか冷たい小鉢を付けていました。
今は、私と娘が作ったり、具だけ用意して、娘に包んでもらったりしていま
す。子供が自分でもできる料理(包むだけなら)だから、自分で作ったとい
う満足感もありますね。
そういえば、昔のNHKの中国語講座に、皆で餃子を作るシーンがありまし
た。中国では、家族や友人とワイワイ話しながら餃子を作ると言っていまし
た。(偶然聞いただけで、聴講していたのではないです。)
自分が今作っている料理が、誰かの記憶に残って、幸せを呼び起こせるもの
になりますように。
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