月日は流れる
学生時代から、料理の本を集めています。集めることが目的ではなくて、作ってみたいと思って、買っているのですけれど。
広尾のフロインドリーブのオーナーの写真の掲載された本も持っていました。社会人になって仕事で広尾に出かけた折に、お店によって偶然オーナーにお目にかかりました。「あれ、白髪だ・・」そう、本が出版されてから20年位経っていたのですね。
本の中の写真は歳を取らないけれど、月日は流れています。昨今の情勢から、閉店してしまうお店もでてきています。いつか行こうと思っていても、お店が無くなってしまっている可能性もあるわけです。ご高齢になって、第一線を退かれる場合もありえます。
最近氣になっているのは、あの名店のオーナーや、あの名匠の方々が豪華本を出版なさったこと。これって、ひょっとして引退目前企画では・・・・。
行きたい、行かねば、でもこのご時勢・・・。Cest'n occasion unique.というフランス語のフレーズが、頭をよぎります。「一回だけのチャンスですよ」という意味です。
近くに住んでいるから、そのうち行こうと思っていた、横浜ドリームランドも、松竹シネワールドも、今はありません。人氣がなくて閉園したのか、採算ベースが悪くて閉園したのか定かではありませんが、一度は行っておきたかったと思います。
ただの経験として行っておきたかった場所と違い、あの名店やあの名匠の店は、絶対に行って食べたいのです。行かないうちに、閉店してしまったら、悔やんでも悔やみきれません。
皆さんにも、そういうお店があると思います。あるいは、いつも行っていた大好きなお店に、最近は行っていないということもありますね。
そういうお店を無くさないためにも、時間を作って行ってみませんか。時は流れています。次の機会が無くなる前に。