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その袋の正体は?
シンガポールというのは、面白い国です。
日本の淡路島位の面積で、観光とITが国の主要産業。 当然食料も水も自給ではなく、マレーシアからの輸入に頼っています。
75%が華僑と、25年位前に言われていましたが、今もそんなところでしょうか。
華僑が多いだけあって、屋台の数も多く、国が衛生管理をしているから、安全。三食外食で済ませる家庭も多いのだとか。
スーパーにも、ウェットマーケット(野菜や肉、魚を扱う市場)にも、昼過ぎには客が少ない。業者さんは、朝一で買い物を済ませているのかな。
烏骨鶏や、空心菜、明日葉など、日本では考えられない位安いのに、一般のお客さんの少ないこと。
色々作ってみたいな、とスーパーを見ていたら、白い粉の入った500gや1Kの袋があります。
あれは何?
おや、「味精」と袋に印刷してありますね。 なんでしょう?
現地の方に聞いたら、なんと「味の素」!!!
そんなに使うの???
昔、屋台のラーメン屋は小匙1の味の素をいれているとか、中華に入れる化学調味料の量が多いとか、聞いたことはありますが、本当なんだ・・・
スーパーですよ。一般のお客さんが、買うところですよ・・・
昔、邱永漢さんの講演会に行ったときに、「味の素を入れると、すごく美味しくなるから、中国人は大好きですよ。ただ、頭髪が薄くなるという説もあって・・」とおっしゃっていました。
遺伝なのか、味の素パワーなのか、邱永漢さんに頭髪はありませんでした・・・
味の素、メイド イン ジャパンです。ご存じでしたか?
夏目漱石の友人だった池田菊苗が開発したものです。
日本は、味の素で中国を制覇しているのかしら・・