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お笑いオタクが初めてSUPER EIGHTのライブに行ってきた感想と備忘録

2025/01/11

そもそも

バイト先の後輩(大倉担)がInstagramのストーリーに「SUPER EIGHTのライブに一緒に行ってくれる人いませんか〜?( ; ; )」と投稿していたので、「人生で一度くらい行ってみたいな〜」と軽い気持ちで同行させてもらったお笑いオタクの、感想と備忘録。
20周年という大切な節目だとは、まだ知らない。

当日

全員のお名前とメンバーカラー、有名曲はわかるくらいの知識量で参加。セットリストを確認して予習してから行こう!と意気込んでいたが、課題や仕事に追われそんな暇はなかった。申し訳ない。
着て行った服が青色だったので、最初、後輩から借りたペンライトは青にしていた。
以下の区分はセットリストをまとめて下さっているサイトを参考にしています。
※セットリスト、演出について触れています。ネタバレ等気にされる方はご注意ください。

オープニング

デビュー曲でスタートするんだ、と思いました。最初の曲っていわばツカミなので(?)そう思うとシンプルなスタート。もっとファンしか知らない人気曲とかで始まるかと。自分が長年応援しているアイドルがデビュー曲で節目のコンサートを始めてくれたら嬉しいだろうなと思った。この20年間全肯定!って感じがする。関ジャニ∞からSUPER EIGHTへと幕が変わる演出、素敵だった。

4曲目までは聴いたことのある曲で、面白お兄さんの村上くんがアイドルをしている姿に「私はお金を払って、有料バージョンの村上くんを眺めている」と感じたので、自然とペンライトの色は紫に。

8uppers

合間の映像で後輩がやばいやばいと悲鳴を上げたのでどういうことかわからないがあぶない気配を察知。オタクの早口で、過去一番人気のアルバムのオマージュだということを教えてくれた。

全体をぼーっと眺めていたので反応が遅れたのが悔やまれるのですが、横山くんがありえないくらいかっこいい曲がありました。煙草吸って捨てると炎が上がる演出のやつ。(Jackhammerだと教えてもらった)
あまりにかっこよかったので、そこから公演が終わるまで白(黒)を点灯させていました。初見でこんなことを言うのもおこがましい話ですが、あれを観ても正気を保って有彩色のペンライトのままでいられるオタクの皆さんすご〜と思いながら白ペンライトを振っていました。さすがにメロメロになってしまった。もうヒルナンデスの人とは呼べません。終演後、後輩と別れるまでにこの横山くんがカッコよかったんだよね〜!と10回以上話してしまいました。もう誘ってもらえないかもしれません。
ライブ中も一生懸命、横山くんを追いかけたのですが、スタンド上段+そもそも本人たちを見分けるスキルがないため、惨敗でした。村上くんは走り方でなんとなくわかるように。

バンドコーナー

アイドルがバンドしてるのかっけ〜と思った記憶はあるんですが、知っている曲ではなかったので特筆できなくて悔しい。横山くんはメンバー編成の都合で大人になってからギターを習得したという話を聞き、またメロメロに。
ドラムやキーボードは歌いにくいだろうに、そつなくこなす大倉くんと村上くんもさることながら、メインボーカル(?)を背負っている安田くんの姿がかっこよかったですね。丸ちゃんはかわいい。

MC

いや上手すぎる。
立ちっぱなしでライブを観ることのない、吉本劇場に飼い慣らされた人間なので、ようやく座れてラッキーくらいに思っちゃったんですが、トークが面白すぎる。
そもそもSUPER EIGHTのファンしか来てないクローズドな場なので、ファンだけがわかる小ネタや思い出話だけでも十分みんな楽しめるはずなのに、そんな妥協(妥協ではない)が一切なかったので、私でも話にちゃんとついていけた。
唯一、?となったのはサンタトナカイ論争の拍手のくだりなのですが、前提知識が共有されていないというより安田さんが意味のわからないことをおっしゃっていただけなので、内輪ノリではない。あれは天然。
面白いのに、若手芸人に多い「面白いことを言うぞ!爪痕残すぞ!」みたいな気負いも当たり前にない、ただただ自然な会話…20年選手のアイドルすごい。

MCとして話を回す人、天然ボケの人、ズバッと言う人、明るく盛り上げる人、ツッコむ人の役割分担がベースにあるので、初見の私でも人となりが伝わってきたし(さすがにSUPER EIGHT自体が有名で全く何も知らないわけではないので、元のイメージも込みでそう思っているだけかも)ファンも巻き込んで、楽しい空気を完成させていた。
普通4人以上の人間が同時に喋るなら、死に役(そのトークテーマにあまり関われない人)が生まれるんですが、そんなことも全くなかった。
長い時間を共有してるからできるんでしょと思われがちですが、同じ時間を過ごせば過ごすほど喋ることはなくなりますし、お互いの間で分かりきってることは話さずに省いちゃうみたいな、聞き手への配慮がおろそかになったりするので、なかなか出来ることではないです。
横山さんと村上さんの視野が広いんだろうな。だから両端に配置されているのか、と今気づきました。

今日が特別面白かったのかと思って、帰りに後輩に確認したところ、常にこのレベルらしい。すご。
このトークだけでお金取れるレベルだ〜、ルミネとかNGKでトークライブやってたら行くな〜と思いました。キャパ狭いか。

MC後は、water dropの演出を観ながら「あー私がアイドルだったら水の軌道に手をかざしてビシャってする遊びを始めちゃうからアイドルじゃなくてよかったー」などと考えていました。

ピアノソロ

始まったとき、綺麗な音色で「ピアノの得意なジュニアの子が弾いてるのかな?」「音源流してるだけかな?」と思いましたが、村上さんがちゃんと弾いていらっしゃって驚きました。そんな感じで普段テレビ出てへんやん…。

ほんとSUPER EIGHT関係ないんでわからない方は無視して欲しいんですけど、ピアノがどんどん大きくなって、ピアノに押し出されて京セラを後にすることになったらどうしようと怯えていました。そんなことはなくて安心しましたが。

同様の旨をツイートしたところ、「ドームだから分かりにくかっただけで大きくなってはいたよ!」とSUPER EIGHTのファンの方に教えてもらいました。アリーナキャパだったら危なかったと思うので、ドームで観れてよかったです。ちなみに長渕の声は聞こえてきませんでした。

あと、公演を通して面白いなと感じたのが、ファンのペンラ芸(?)
ただペンライトをその場の雰囲気で前後させている私(音感が死んでいるためずっとズレている)と違い、振り付けに乗ってノリノリな様子が可愛い飛び越してカッコよかったです。SUPER EIGHTのグルーヴはファンの皆さんが作っている。
ここまでは大人しくしていたのですが、大阪ロマネスクは知ってるぞ!と思い、意気揚々とペンライトを振っていたら、この曲にも振り付けがあって全てに置いていかれてしまいました。が、2列前のお姉さまが全力で踊ってくれていたため、振りを真似ることでなんとか乗り切れた。ありがとうお姉さん。なんの根拠もないけれど、多分丸山さんのファンだと思う。ノリが。

こんなふうに書きましたが、振り付けができていないとダメみたいな空気感もなかったので、ズレたままでも楽しかったです。

あと、象って曲の歌詞がすごくよかったな。20周年のアイドルが言う「10年後もまたここで会おうよ」の意味に勝手に感慨深くなりました。歌詞を調べるべく検索したら高橋優さんが作詞作曲+約10年前の曲なんですね。愛だ。


「1.2.ウー!」??????????

最初のコーナーで歌った時は全く気にならなかったのに。1.2に続くのは3.4(スリー、フォー)か3.4(さん、し)だけだと思っていました。本当になぜ???
Xで同様のことを訊いたところ、ファンの皆様から「考えたことなかった!麻痺してるから!」とナチュラルな回答をいただきました。ありがとうございます。
気張って行くはずなのに、一番口をすぼめる母音。
中国語の5(wǔ)と関係があるのでは!と後輩と議論してみましたが、3.4がない理由が説明できず詰みました。
調子に乗って3.4!って言いかけた自分が恥ずかしいですね。初見殺し。

勝手に仕上がれはS!U!P!E!R!みたいなところはともかく、唯一コールアンドレスポンスに参加できたかもと感じたので楽しかったです。どうしても曲のタイトルが出なくて「う〜〜!hey!hey!みたいな曲ってなんですか?」とダメ元で訊いたところすぐに教えていただけました。助かる。

挨拶

一人一人こんなに丁寧な挨拶があるんですね。
ペンライトの色を変える姿勢に感動しました。
自分が3時間白色だと思って点灯していた色は黄色だったことにも気付けましたし。(変色で黄色っぽく見えただけでした、セーフ)
あと、本当にこれがオレンジかどうか信じ切れずに2周目カチカチに突入しているオタクがいて可愛かったです。
「やっぱり全部がその色にはならないよな…」と違う色の光を見たらたこ焼きがあって二度見しました。たこ焼き?該当色よりもたこ焼き本体の薄いオレンジが光っていた。

ここからは特に初見の戯言になるので、解釈違いでもスルーでお願いします。
本当に最後の挨拶で泣きそうになりました。私が泣くのは全く意味がわからないため、耐えましたが。20年継続することの難しさ、生きていることのありがたみ、去った者への祈り、ファンへの感謝、メンバーへの愛。
アイドルがこんなにも不安や迷いの胸の内をファンの前で吐露するのは、信頼の証だなと思いましたし、そういった言葉を受け止めるファンの皆さんもSUPER EIGHTのことを信頼している。相互の感情が伝わってくるようで、目頭が熱かったです。
アイドルは「偶像」だけど、SUPER EIGHTは限りなく「実像」で、本人も「実像」であり続けることを願っているんだなと思いました。
アイドルの言う「愛してる」はリップサービスのような気がするけれど、彼らの言うそれはどこまでも戦友に言うセリフに近くて。最前線で生きるアイドルとファンの関係の強さを見ました。

アンコール

楽しかった!!!!!
これぞアイドルのライブ!って感じ!!!!!
正直がむしゃら行進曲以外は聞いたことありませんでしたが!!!!!
さすが関西人、お祭りが似合いますね。ラストの曲に「今日のことどれだけ覚えてる?」と聞かれた気分になり面白かったです。(後輩に帰り際「あれで一曲?」と確認しました)(あれで一曲らしい、お得)
手を繋いで名前を叫ぶくだり、人生で一度はやりたいことランキングに入っていたので参加できて嬉しかったです。「キャー!♡」ではなく「フー!!」なのが最高ですね。システムわからんすぎて、「SUPER!」も言いかけて危なかった。先言うといてくれ。

ライブ前に「長年応援してるからこそ楽しめる!」といった旨のツイートが散見されたので、ニッチな感じなのかな?上手く楽しめないかも…と思ってましたが、新規どころか初見の私でもすごく楽しめました!!今もSUPER EIGHTの曲を聴きながら文章を書いています。

まとまりのない感想、備忘録になってしまいましたが、自分のための文章なので良いことにしよう。
読んでくださりありがとうございました。

最後に。
SUPER EIGHTのみなさん、eighterのみなさん、20周年おめでとうございました!!その20年間のうちの3時間にお邪魔できて幸せでした。またどこかで。



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