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【中欧ひとり旅】終わり悪いがすべてよし in ミュンヘン後編

☆DAY7(後半)☆


↓ 前編

AFTERNOON

やっとレジデンツ

時刻は15時半でしたが、何とか最寄り駅に到着。すでに日がちょっと落ちています。冬は早いですね。

しかしこのレジデンツの入り口が分かりにくい。まだシャンパンの酔いがまわっていて気が軽い私は、2組ほどに道を尋ねましたが、全滅。みんなどこかよく分からしい。諦めて自力で探すこと20分、無事到着!

あと1時間しかありませんが、急ぎ足でまわれば問題ありません。とりあえず「行った」という達成感が大事なのです。私やっぱり、完璧主義じゃないかも。

日本語のオーディオガイドは無料で借りれましたが、ほとんど聞くことのないまま建築を楽しみます。閉館1時間前でも、まだ人は結構いました。

たしかに綺麗。綺麗なんだけど、ロココ様式とかバロック様式に詳しくない私は、シェーンブルク宮殿や旧王宮と何が違うかと言われると……。

とはいえ、まわりのオデオン広場も含めて、やっぱり行ってよかった場所の一つです。

EVENING

Dallmayr Delikatessenhaus

なんとビックリ、30分でレジデンツを後にしました。口コミでは「ゆっくりまわったら2時間」とありましたが、急いでまわったら1時間もかからず退館。オフシーズンで閉館間際だったので、動線がスムーズだったこともあるかもしれません。

退館後は、マックスヨーゼフ広場を通ってDallmayr Delikatessenhausへ向かいます。マックスヨーゼフ広場は、あいにく工事中でした。

ダルマイヤーの前にManufactum Warenhausというデパートに寄り道しました。文房具や食料品など、少しいいものが置いてあって、時間があればもう少しゆっくり見てみたかったです。

ダルマイヤーは、コーヒーだけでなく紅茶やワイン、お菓子、雑貨まで、いろんな商品がそろっており、2階はカフェと、かなり大きい店舗でした。見ているだけで楽しいです。ただ、お目当てのコーヒーはここにはなく、後ほど訪れるガレリアというモールで購入することに。

アザム教会

アザム教会が18時までなので、急ぎ足で向かいます。個人的に、ここの教会が一番好きでした。

外装も内装も、ピンクが散りばめられていてかわいい。

聖ペーター教会の展望台

教会内部はおじいさんと見学したので、今回の目的は展望台です。
馬鹿みたいに長い階段を、ぜえはあ言いながら登ります。観光客同士、「お互い頑張ろう><」と励まし合い、狭い通路を譲り合いながら進んでいくこと約10分。

17時半と夕暮れ時にいったこともあり、少しオレンジ色に染まった建物が綺麗に映えました。

展望台の通路もこれまた狭いので、混雑時は思うような景色を撮るのが難しそうです。

GALERIAとMax Krugでお買いもの

この日の観光は終了。なんやかんやありましたが一応まわりきることができました!最後にガリレアというモールとMax Krugでお土産を買っていきます。

ガリレアの食料品売り場は本当に広く、品ぞろえもいいので、食べ物系のお土産はここで前部そろってしまうような勢いです。ダルマイヤーのコーヒーもゲット。ただ、売り場ごとのレジが分かりにくいので、注意です。

その後、Max Krugというお土産屋さんでビールジョッキを買って帰ろうかと思いましたが、ちょっと想像と違っていたので、栓抜きだけ思い出に買って帰りました。おまけでポストカードが入っていてうれしい!

最後にスーパーと薬局で諸々買い足して終了!ホテルに帰って大好きなどん兵衛を楽しみます。

☆DAY8☆

MORNING

チェックアウト

この日の予定は9時からでしたが、時差ボケが治らず7時に起床。
ジョーにもらったリンゴと、日本から持ってきたパンの残り、お味噌汁を朝ごはんいただきました。テレビではセサミストリートが流れていました。なつかしい。

8時半頃にチェックアウト。この時ジョーはいませんでした。荷物は受付の隣にあるラックに預けていいとのこと。盗まれて困るものはないけど、一応ワイヤーロックをかけておきます。

お散歩(マダム親子との再会)

ミュンヘン最後のお目当ては白ソーセージ。ヴィクトアリエンマルクトの屋台で食べる予定ですが、開店は10時からなのでそれまでお散歩。

まず、グーグルマップでたまたま見つけた、美味しいと評判のJulius Brantner Brothandwerk Brezelbackstubeというパン屋さんでプレッツェルを購入。

後で空港に着いてから食べるつもりでしたが機を失い、伝達ミスもあって帰国後、両親の胃の中に……。あんまり美味しくなかったらしいので、まあよしとしましょう……(;;)

その後は何となく新市庁舎の方へ行き、朝のマリエン広場をパシャリ。

時刻はまだ9時半。早めに市場の方へ向かおうと歩みだしたものの、やっぱりもう少し広場でゆっくりするか、と方向転換した瞬間。見覚えのあるピンクの帽子が。

そう、昨日ニンフェンブルク城で会ったマダム親子と偶然の再開!お互い大喜び!ウィーンへ発つ前に、ダルマイヤーへ向かうらしい。記念に新市庁舎の前でパシャリ。

連絡先や名前も聞かずにサヨナラしましたが、またいつか日本でも偶然会えたらいいな。そんなことを考えながらヴィクトアリエンマルクトへ到着。まだ20分位ありますが、開店前の市場の様子を楽しみながら、凍えるような寒空の下、待機です。

ヴィクトアリエンマルクト(白ウィンナ)

時刻は10時。ついにオープン!
選んだお店はWurstimbiss Teltschikという所。

気のよさそうなおかみに、白ウィンナー(6€)とザワークラウト(キャベツの漬物)つき焼きソーセージ(7€)を注文します。「あなたひとりで食べるの!?」と驚かれましたが、最後にどうしても食べたかった!

すぐにアツアツのウィンナーたちが私の元へ。テーブルへ運ぶ際、バランスを崩して事故が起きましたが、ウィンナーは何とか無事。

この白ウィンナーと甘辛いソースの組み合わせが最高でした!焼きソーセージの方は、甘みが全くなく、ビールにはすこぶる合いそうでしたが、単体ではあまり好きではない味でした。ザワークラウトは、想像以上に酸っぱい。何より、お腹いっぱい!!おかみの心配通りです。けどこれも、経験しないと分からずじまいだったこと。

お皿を返却する際、おかみに「レッカー!(おいしい!)」と伝えられたこともうれしい。ミュンヘン最後にあたたかな食事をいただけました。

出国(空港で大号泣)

最後にドラッグストアDmで小銭を使い切り、予約済みのルフトハンザエクスプレスで空港へと向かいます。

ターミナル1にも二種類あって、どっちで降りたらいいのかよく分からないまま降車。オンラインチェックイン済みなので、荷物を預けて保安検査を受けるだけなのですが、その預け方をまったく理解していませんでした。

とりあえず飛行機のゲート番号を確認して、その番号のもとに進んだら保安検査場が。あれ、預け荷物ってここで預けるんだっけ?と思いながら進んだら案の定はねられました。どこに行けばいいかよく分からず、案内人らしきスタッフに聞くと、チェックインカウンターへ行けとのこと。

なんとかカタール航空のカウンターへ到着。保安検査場とカウンターは別の建物にあるので大変です。
オンラインチェックイン済み向けの荷物預け所があったのでここだ!と並ぶも、荷物にタグをつけられて「あっちに行って!」とのこと。あれ、預かってくれないの?あっちって、どこ?聞く間もなく追い払われてしまったので、一旦保安検査場へ戻ります。が、もちろんはねられます。でもどこに行けば荷物を預かってもらえるのか分からない!頑張って英語で聞くも、全く意図が伝わりません。この8日間の英会話は一体何だったのでしょうか(;;)

旅の疲労もあって、もう泣きながら話すことしかできませんでした。とりあえず、チェックインカウンターへ行けとのことなので、もう一度行きます。さっき行ったのに、また12kgもあるリュックをもって別館に移動しないといけないの(;;)

ギャン泣きしながら再びカウンターに並びます。初っ端、受付のお兄さんに「君もうチェックインおわってるよ!」と言われ焦りましたが、今度こそはと意気込み、さすがにgoogle翻訳で事細やかに説明文を用意してきました。
すると事情を察してくれたのか、「僕が案内してあげるよ!」と、チェックインカウンターの一番はじっこに連れてきてくれました。どうやらここで最終的に荷物を預ける必要があったみたいです。そんなの分からないよ(;;)

こんな情報、どれだけググっても出て来ないので、カタール航空だけなのか、はたまた私が不運だったのかよく分かりませんが、みなさんお気をつけてください。


当時は気分最悪でしたが、向こうからしてみればシステムを理解していない英語すらまともに話せないアホな外国人としか捉えられないでしょうし、その割にはみなさん呆れ笑顔で、やさしく対応してくださったと思います。ありがとうございます……。

ただこのドタバタ劇の中で、最後にイヤーマフをなくしてしまった事が少しショックです。が、ほぼ縁が切れた友達からのプレゼントだったので、いい断捨離の機会だったかもしれません。この旅では他にも、高校生の時から使っているティントリップ(6年もの)をなくしました。本当にいい断捨離の機会です。

やっとの思いで保安検査を無事通過し、出国エリアへ到着。
喉がカラカラですが、今までどの空港にもあった水汲み場がなく、ちっちゃなリンゴジュースのために、最後に2.75€の支出。悲しい(;;)

その後も、搭乗口のお兄さんが「こんにちは」と日本語を話してくれたことに喜んだり、ドーハ行きの機内で私の座席レーンだけ食事を忘れ去られたことに悲しんだり、今度は私だけ飲み物を忘れ去られ、泣きそうな声で「When will come my mango juice…?」と聞くはめになったり、相反的に日本行きの機内でのホスピタリティに感動したり、紆余曲折を経て帰国!
帰りは爆睡していたのであっという間のフライトでした。

AFTERNOON

帰国(税関)

帰国後、お酒を3本以上持ち込んでいるので税関に行きましたが、760×3=2280mlまでは関税はかからないらしいです。てっきり、3本以上ならアウトだと勘違いしていました。合計で1400mlくらいだったのでセーフ。

帰り、南海電車とJRを間違え、日本の電車の複雑さを再認識しました。旅では一回も間違えなかったのに……。

その日の家の夜ごはんは、おでんでした。日本食、最高!
無事生きて帰ってこれて、よかったです。


総括は、また別の記事で書こうと思います。
なが~い記事を、ここまで読んでくださった方、一部だけでも読んでくだった方、ありがとうございます!皆さんも是非、素敵な旅をお送りください!Have a nice trip !

おまけ(組んでいた予定表)

前半と違い、レジデンツ以降は結構スムーズにまわれました!

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