元企業勢Vtuber由宇霧(ゆうぎり)さんと語ったTwitterの使い方と感想
noteであまり語っていなかったのだが
僕はバーチャルユーチューバー(通称Vtuber)というものである。
おおよそこんな外見をしている。
この3Dキャラクターが配信者の代わりに画面上で動き話しかけてきたりするものをYouTubeにupしたり、ライブ配信をしたりする。
こういう人たちは世の中に約一万人いるとされており、個人から企業まで様々なVtuberやVライバーが存在する。
僕は個人に該当し、ゆるゆると自分のペースでまったりと日々を過ごしている訳だが、企業勢やVtuberを生業とする個人勢はそうもいかないのだろうなぁと思った。
というのも今回、縁あって元企業勢、現個人勢でバーチャル花魁として活動している由宇霧(ゆうぎり)さんとお話することが出来たからだ。
今回は実際に由宇霧さんとお話して僕が感じたことをつらつらと書いていこうと思う。noteの最後に実際に対談した時のyoutubeliveを貼っておくので気が向いたら見て見てもよいだろう。覚書の様なものなので耳半分で聞いてほしい。
越える物、背負う物の差
現在僕はTwitterしんどいから見ずに色々やったら元気出てきたーーみたいな記事をこの一週間ちょい書いている訳だが、今回はそれきっかけでお話することが出来たという奇跡が起きた。とても記事に共感を受けて、というお話であったが話している内に僕が思ったよりも企業勢やVtuberとして生計を立てる個人勢というのは凄く考えてTwitterをしていたり、抱えているものが大きいのだなと感じた。
というのも僕のTwitter運営は使い方も至極適当。別の仕事を普通に行っている為活動頻度もまばらでも大して金銭的にも生活に支障がない、ということが大きいかもなぁと思っている。
対して企業勢やVtuberで食ってくことを決めた人は自分を養ったり、自分を支えてくれる人たちの為に自分を売ってお客様を喜ばせお賃金をもらわなければならない。その為に動画を作ったりライブ配信をしたり読み物を書いたりと様々な方法で資金繰りをしているだろう。
お金が絡むと途端に病むことも少なくない。なにせお金をもらっていなければある程度好きに出来ることでも、もらってしまえば義務や努力目標が発生することもあるし、生活の為にお金を稼がなければならない。しかし自分にどんなことがあり、裏でしんどい思いをしていたとしても立ち止まれば無収益になるにも関わらず「好きなことで金をもらっている」という目線で物を見られる事もある筈なのだ。
そうすると楽しいと思っていたことがつらくなったり、しんどくなることもあるだろう。活動中にファンが増えれば発言に責任が伴う様になるということもその一つだ。
Twitter活動の差
VtuberにとってTwitterは広報でありコミュニケーションツールである。youtubeに足を運んでもらう為の足掛かりとして動画でプロモーションをしたり、自分の資金源確保の為に何かを販売する為の宣伝媒体でもある。それに加え普段の生活を見せながら他のVtuberや自分のファンとの交流を図るツールでもあるのだ。
一般的な小規模個人勢で緩やかにお友達を作るくらいでいいやーという感覚のVtuberであれば日常ツイートを流したり何かに噛みついたり愚痴を言ったりと何を言ってもそもそも継続閲覧者であるフォロワーが少ないので炎上することもなければお金が発生することもしていない為大した問題ではない。しかし規模を大きくしたい伸びていきたい、収益化を目指している様な今を輝く個人勢やそもそもの母体が大きい企業勢ともなれば発言をひとつするにしても気を付けておかなければそもそも人に見てもらえなかったり、思った成果を得られなかったり、すぐに炎上したり、企業側からの秘密事項を破ることだってあるかもしれない。様々な制約の上で活動するということはそれなり覚悟が必要だろう。
そんな差があってしまえば僕という弱小個人Vと数万単位のフォロワーやチャンネル登録者数を持つVの考え方や付き合い方はかなり変わるだろうと思う。主に目に入る人間の数が。
求められるキャラクター性とやりたいことの乖離
話を聞くに彼女の意見をざっくり纏めると「人からの意見がしんどい」に集約されると感じた。具体的に言うと「きちんと本人の意図を知ろうとせず決めつけたり、勝手な当て付けをする人間から発される日ごろの鬱憤八つ当たりの様な意見を投げられているにもかかわらず、本人はさも正しい行いをしているかの様な物言いをされるのがしんどい」という感じだろうか。(※実際に由宇霧さんの発言を抜粋した訳ではない為僕の解釈として聞いてほしい。)
元々彼女はバーチャル花魁として自身の性失敗談をあえて動画や配信で暴露し、それをふまえて視聴者には正しい性知識を身に着け一緒に健全な心と身体を作っていこう!という「性教育」がコンセプトという中々に普通の人が表立って手を出さない物に誠心誠意向き合い、視聴者と悩みを共有しながらその上で企業勢としてlive配信では視聴者から課金を受け企業を支えつつ自身の生活を賄うために最大限の努力をしていた人である。
しかし紆余曲折あり現在その企業媒体は撤退してしまい、youtubeも本来ならば収益化が通り広告収入が得られる地位にありながら取り扱うコンテンツが広告に適さないと判断され通常のVtuberが得られる収入がほぼ得られない状態で進んでいた。
ある時急速に登録者とフォロワーが増える、所謂バズったことにより爆速的に人数が増えたこともあったが、その実彼女のターゲット層以外の人間が過剰に増えたことも意味しており実際にやりたいことと求められること、求められていると感じることに差異が出ていたのではないかと思う。そんな彼女が僕のnoteを見てTwitterから離れることの大切さに気付いた話やTwitter以外の場所へ足を運んでくれる人の大切さを必死に語る様子はこれまでの苦労を物語っている様に感じた。
纏めと共に休息を
ここからは完全に僕のふわっとした纏めと感想になるのだが、Twitterうんぬんももちろん大切なのだがそもそも彼女には休みやもっと悩みを吐き出せる場所が必要なのかもしれないと感じた。勿論自衛として目に入る物を自分で取捨選択することはライブで話したように大切ではあるものの、そもそもとして抱え込んできたものが莫大なものであり、それを無理やり持ち上げようとしている様に僕自身には感じたのである。しかし、それは付き合いこそ一年以上あれどこの日初めて会話した僕がそう思うだけであり、そんな人間に休めよと言われても休めるなら休んでるよという感じかもしれない。ただ本人も自覚して行動している通り、共感してくれたり一緒に励ましあえる仲間というのは必要な存在である。責任感が強く、失敗が許されない環境で生活していた彼女だからこそ病んでしまったりしたこともあったろうと思う。なので今は過剰な情報を追うことはせず、ゆったりと自身の信じられる人と楽しくやっていこうとしている彼女を応援していきたいと思う。その為にゆったりとTwitterを使ってほしいなと思った。
現在彼女のサブチャンネルではメインで行っている「初めての性教育」から一歩踏み入る「性と生活」として従来彼女がやりたかったコンテンツを展開していきたいとのこと。興味を持った方は是非一度チェックしてみてほしい。これからも彼女の活躍をゆったりまったり応援しています。
件のlive配信
それではまた次のnoteで
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