1967年映画「暗くなるまで待って 」
製作 1967年
監督 テレンス・ヤング
出演 オードリー・ヘプバーン
アラン・アーキン
リチャード・クレンナ
あらすじ
カナダからニューヨークに帰る途中に知り合った女から、夫のサムが人形を預かって来たことで、盲目の妻スージー(オードリー)は、思いがけない事件にまきこまれていった。
サムもスージーも知らないことだったが人形の中には、ヘロインが縫いこまれていたのだ。
夫の留守中、その人形を探すため三人の悪党がやってくる・・。
今回のオードリーは盲目の人妻です。
しかし、悲壮感なく力強く明るく生きる姿が素敵です。
上の階に住んでいる少女グロリアとの交流の中で、ときおり垣間見せる不安、孤独・・繊細な心理表現がまた、すばらしいですね。
ストーリーとしては密室サスペンスでしょうか。
夫の留守中に麻薬入りの人形を探す悪党たちと渡り合い孤軍奮闘するさまがハラハラします。
子供との時間を大切にしたいと、十数年に亘って続いたオードリーの女優としてのキャリアは一旦、ここで途切れる事になったという節目の作品です。
原作はフレデリック・ノット。
ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ』が有名です。
アラン・アーキンは最近の姿とはとは全然違う若さ。
ペッタリしたおかっぱ頭の殺し屋を怪演です。
どっかで観たことあると思ったリチャードクレンナはランボーの大佐。
こちらも若くてカッコイイ。
悪党だけど根はそんなに悪くなさそうな・・
なんかの因果で仕方なく悪党になっちゃったという感じの人
微妙な役どころがなかなかにうまかったですね。
個々の役者の演技がイイ映画ですね。
ストーリーはまあ・・・軽く流しましょう。