【教育原理:問10】障害者(児)に対する合理的配慮(31年前期保育士試験)
問題文
自分の仕事に置き換えて考えていたら長文になってしまいました🙇♀️
『教育原理』からの出題ですが、福祉寄りの問題です。
知的障害者への配慮等提供の事例集からの出題、私にとって初めましての問題でした。
事例を含めた過去問は得意なのですが、Eはかなり迷いました。
事例集には「こういう場合はどう対応したら良い」以外に事例無くても
これは対応すべきなのかそうでないのかの線引が丁寧に書かれています。
障害を持たれた方に対する対応や環境配慮まで、今まで自分がやってきた事が合っているのか確認できた問題でもありました。
障害者差別解消法とは
障害者差別解消法は2016年(平成28年)4月1日に施行されました。
行政機関等及び事業者による差別を禁止し、相談体制の整備等について規定をするなど、障害のある人もない人も共に生きる社会の実現を目的とした重要な法律です。
今回は内閣府の障害者差別解消法〜合理的配慮の提供等事例集〜を参照しました。
『言葉だけでの指示だと内容を十分に理解できないで混乱してしまうことがある』人に対しての合理的配慮の提供
問題文の言葉だけで指示を聞けるようにしたは間違いでした。
Aは✕。
『咀嚼することが苦手であり、通常の給食では喉につまらせてしまう』人に対しての合理的配慮の提供
Bは○。
命に関わることなのでこの配慮は重要です☝️
『触覚に敏感さがあり、給食で使うステンレスの食器が使用できず、手づかみで食べようとする』人に対しての合理的配慮
「ステンレスの食器に根気強く慣れさせることとした」は間違い。
Cは✕。
Cまで解けると解答は出ますが、仕事上私も知っておきたかったので確認しました。
『多くの人が集まる場が苦手で、集会活動や儀式的行事に参加することが難しい』人に対しての合理的配慮
Dは○。
『聴覚に敏感さがあり、運動会のピストル音が聞こえると、パニックを起こしてしまうかもしれない』人に対しての合理的配慮
配慮する方は柔軟に代用できるものを使う事が大切ですね✨
そうすればわざわざ離れてまでピストルを使う必要もありません。
Eは✕。
正答は4でした。
今回は仕事上聴覚障害者への配慮で気になった部分があったので備忘録として載せておきます🦻
今新型コロナの影響で大学の授業がリモートになっているところもあります。
パソコンから聴こえる声は聞き取りづらく音声文字起こしアプリを使っていると聞きました。
最近スーパー袋が有料化になりコンビニでは「袋はどうされますか」と聞かれる場面が多くなりました。
マスクをしてて聞こえづらい場合等はよくある事で適当に「いいえ」の仕草をしてしまうようです😂
すると商品をそのまま渡され「あれ?袋は?」と不思議に思う場面があったそうです。〜高校生談〜
彼らは後日談として笑ってましたが…😅
合理的配慮の事例の終盤にはこんな事も書かれていました
お互いに無理せず共生できる社会にしたいですね。