便利さに慣れると、無くなった時の喪失感に驚きます

電子レンジのターンテーブルが壊れました。

お店に注文しましたが、届くまでに何日かかかるそうです。使えなくなって、いかにレンジに頼っていたか身にしみました。食品の温め直しだけでなく、ジャムも果物のコンポートも茹で野菜もレンジでチンとやって来たので、不便極まりないのです。蒸し器を出して、湯を沸かし、焦げないようにかき混ぜて等々ふた昔も、否それ以前に戻ったようです。如何にレンジに頼って来たか驚くばかりです。

レンジだけでこの有り様なのですから、電気が止まった被災地や戦場になっている所はどれ程の苦労をしていらっしゃるのか、想像するだけで胸が痛くなります。

東北大震災の時には、計画停電が有り、トイレにバケツの水を常備するなど、様々な制約の中で不自由な生活を経験したはずなのに十年も経つと忘れるのですね。

今、家を無くし満足な食料もない人々に思いを馳せ、レンジが使えなくなってめげている場合じゃないぞと気持ちを切り替えようと思う朝です。

いいなと思ったら応援しよう!