旬の味を堪能しています
掘りたての竹の子を今年も味わっています。
竹の子ごはんはもとより、竹の子ステーキや竹の子のゴマ味噌炒めなど我が家の定番料理が食卓に並びます。
私は子どもたちに財産として残す物がないので、せめて季節毎のおふくろの味を遺したいと作って来ました。お陰で四季それぞれの我が家定番の料理が有ります。
先日、二人目を出産した娘が
「家の塩辛が食べたいんだよね。」
と、言うのを聞いて繋げてきた味が、また繋がったと安堵しました。我が家の塩辛は私が母から教わった味だからです。添加物が一切入らない自然の味です。
烏賊の皮を剥くと、傍で
「これが烏賊の口だよ。とうひ(とんびの事)、からす」
と、教えてくれた父の声も聞こえるようです。口の軟骨が、二羽の鳥の型に見えるからです。
どのご家庭にも定番のメニューが有ることでしょう。これを食べると元気が出るんだよなあと、思えるおかずが有る事が、案外幸せなのかもしれません。