本当に地獄の釜の蓋も開くのでしょうか
彼岸の中日には、地獄でさえも釜の蓋が開いて休みになると言われます。
地獄に落ちた人たちも、血の池や針の山などから解放されるそうです。
また古来から、春分と秋分の日は特別な日とみなされて祭りが行われていたようです。今ほど天文学や気象学などが解明されていない時代から、これらの日々が大切にされて来たようです。
人間の業の権化のような鬼でさえ、休む彼岸の中日にさて何をしましょうか。自分たちの来し方を振り返ったり、故人の冥福を祈ったりしましょうか。
いいえ、何よりも我が身の行く道に想いを馳せる日にしましょう。