コミュニケーションが得意というのは、誰とでも仲良くなれる事ではない。
鴻上尚史氏と中野信子氏が対談した「同調圧力のトリセツ」を読みました。
鴻上氏は作家でもあり、演出家でもあり、映画監督でもあるスーパーマンですし、中野氏は今をときめく脳科学者で様々な番組でコメンテーターをなさっています。
二人の対談の中に、上記のような意見が書かれていました。鴻上氏の考えが六年生の国語の教科書にも載っているとのことなので、それも読んでみました。
六年生が、
「目からうろこが落ちるようでした。」や
「自分の意見を言っても良いのですね。」
と、感想を送ってくる事に鴻上氏はショックを受けたとも語っていました。
それほどコミュニケーションの本質を教えて貰っていなかったのですね。
これを読んで子どもたちはどれ程救われたのでしょう。
「人とぶつかる事は、自分の人生を生きるということ。」
「ぶつかった時は、コミュニケーションの練習をしている時。」
「そうして、大切な人と出会い、深くつながっていく。」
こんなふうに言われたら、子どもたちは自信を持って自分の思いを語ることでしょう。