子どもの行動には訳が有る
週明けの朝の事です。
孫を叱るママの声が2階から聞こえて来ます。
どうやら孫は、洗濯していない体操着を学校に持って行こうとしたらしいのです。週末に洗濯機に入れるを忘れたのです。
「汚れた体操着を持って行くなんて、とんでもない」と叱るママと、
「1回着ただけだから構わない」と反論する孫の声が聞こえて来ます。 そのまま持って行こうとする孫の説明が良く分からないママとのバトルが暫く聞こえました。子どもには子どもなりの訳が有るようです。
そのやり取りを聞きながら、子どもには有りがちなことだなあと思いました。
「例え体育が無くても、月曜日には体操着を持って行かねばならない」と考える孫の気持ちも、
「洗った綺麗な物を持たせたいし、自分で洗濯物として出さなかったからダメなのだ」と、教えたい母親の気持ちも良く分かります。
アドラー流に言えば「課題の分離」が出来ていないから、このようなバトルが起きるのでしょう。
これは、決まった日に体操着を洗濯に出さなかった孫の課題なのであって、母親はそんなに怒る事では無いと思うべきでしょう。ましてや、綺麗に洗った体操着を持たせるのが母親の役目等と思わなくて良いのです。
難しい事ですが、「課題の分離」を真剣に考えてみたいものです。
月曜日の朝はそうでなくとも学校に行きたくない日なのに、小学生も大変だなあと思いました。
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