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コタキ兄弟の四苦八苦~ネタバレもあらすじもない感想文⋆

こんにちは、スターです。

今日は、私の大好きなドラマの感想&紹介をします。



■作品の感想■


2019年 テレビ東京 ドラマ24「コタキ兄弟の四苦八苦」
脚本 野木亜紀子
監督 山下敦弘
主演 古館寛治、滝本賢一

演技派W主演でおくる
愛すべきダメおやじ二人の
人間賛歌コメディ


公式サイトでこんなふうに謳われていました⋆

2019年のドラマで、当時テレ東京の配信で毎週楽しみにして見ていました。

脚本は、TBSドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」の脚本家の野木亜紀子さんです。

当時、野木さんがラジオのゲストで、出演の際にこのドラマの話題が出ていて、知りました。

とても面白いお話が続き、
私は、一話完結型のドラマは、結構飽きてしまって途中で観るのを止めてしまうことがあるんですが、

このドラマは、一話一話のテーマが「四苦八苦」という四文字熟語になぞらえて展開していって、

禅やスピリチュアルな要素が組み込まれていて、当たり前のことの中にある、現代社会を投影した「気づき」がてんこ盛り。
一話一話の満足感と静かな笑いで、私は、お腹いっぱいの大満足ドラマでした。

以前書いた、Netflixオリジナルドラマ「離婚しようよ」の感想記事

でも、書いたんですが、近年のドラマや映画で脚本を担当される方が、

脚本家で俳優の宮藤官九郎さんの作品作りに影響を受けている方が多くいるよな気がしていて。

2017年 TBSドラマ「カルテット」の脚本家の坂本裕二さんもその一人だと思いました。

だから、作品の中に宮藤さんが、けっこう主要な役柄での出演になったのではないかな?と、思っていました。

そしたら、この「コタキ兄弟」の作品の中にも宮藤さんが主要な人物としての出演をしていて。

ははーん、八木さんもかー⋆

と、思いました。

影響を受けたというか、宮藤官九郎作品や、脚本家宮藤官九郎へのリスペクトを込めて、の心意気が伝わってきます。

映画やドラマや演劇作品の中で垣間見れる、別作品へのオマージュはリスペクトに繋がる采配なので、それを感じる度にゾクゾクします⋆

そして、

■俳優陣の魅力■

主演の古館寛治の演技や、古館自身の味のある風貌がとても大好きで。NHK

2019年 大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」
の時の、可児さん役の彼がとても魅力的で、初めて彼にヒューチャーしたのを覚えています。

今回の堅物でまじめで誠実な兄貴の役が、とてもハマっていて、本当に魅力が溢れていました。

ことごとく不遇な状況を生きてきてなお、他人や身内に翻弄されながら、
窮屈そう生活しているスタイルを見ていると、

この人は何が楽しくて生きているんだろう、ないしは、産まれてきたんだろうか。という、疑問すら抱かせる間もないほどの、面白展開が繰り広げられます。

面白展開って笑

例えば、

9話 「増上慢苦」
の回では、怪しいセミナーに傾倒していくおやじを救おうしたりしなかったりする話なんですが、

そのセミナー様の感じが、映画「イエスマン」に出てくるシーンをなぞらえたパロディになっていいたりして、相棒の弟はもちろん、

回ごとの登場人物の斬新な背景やエピソードにも、あくまで堅物でまじめなキャラで挑んでいく、どこまでも純粋で愚直な46歳おやじ像が、本当に愛おしく尊いんです。


そして、それがどこまでも面白くて笑える⋆

W主演の相棒で弟役の滝籐賢一さんも大好きな俳優さんで、今回もとても良い味をだしていました。

W主演となっていますが、兄役の古館さんが醸し出す独特な雰囲気のキャラを引き立てる役に徹していた気がしたならないのは、私だけでしょうか。

二人とも、私が大変尊敬する大好きな俳優さんなので、

今後の活躍もとても期待していて、ワクワクしています⋆

PS。
ちなみに、この作品は、現在Netflixで配信中です⋆
なお、
2019年度 
ギャラシー賞 テレビ部門 奨励賞 と、
マイベストTVグランプリ 第五位に、
選出されました⋆



ありがとうございました✨
合掌。
@スター@






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