第3話 ペトコト防災手帳を書いてみたら、わかったこと
最近、地震が多い。
地震が起こった時には、我が家のテレビやアクスタよりも、実家にいるねこちゃんの様子が気になる。
東京直下型の大地震が起きたら、実家やねこちゃんはどうなってしまうんだろう……と怯えていた時、わたしが事業や理念に共感しすぎて勝手に追っかけをしている(株)PETOKOTOで「ペトコト防災手帳」が製作されました。
「恐れるだけじゃなく、ちゃんと備えよう!」そう思ってコンビニで防災手帳を印刷して書いてみることにしました。
うちのテトくんについて
わたしの実家では、もうすぐ11か月になるねこちゃんを飼っています。
名前は テト くん、元気すぎる男の子。親戚の知人宅で貰い手を探していたため、食い気味に立候補して譲り受けました。
当時、わたしは転職地獄で瀕死状態。逆に母は苦しんでいた先代のねこちゃんを失った悲しみからも立ち直れそうになっていたので、ねこちゃんをお迎えする準備ができていました。
(先代の子も迷い猫ちゃんでした。)
▲ 実家到着直後のテトたん。知らない場所でちょっと不安そう。
飼うのは2匹目で、ワクチンや病院との付き合い方はわかっている方だと思っていたけど、譲り受けてすぐの頃はわたわたしてばかりの毎日でした。
やっぱりねこちゃんによって、適切な接し方はそれぞれなんだなあと。
動物にテンプレートなんてなくて、目の前の子にしっかり向き合っていく必要があると日々感じています。
ペトコト防災手帳を書いてみた
実家を出て3か月、うなじで深呼吸しすぎて距離を置かれているテトたんとも離れてしまった。寂しくて想いが募るばかりなので、早速ペトコト防災手帳を書いてみましたよっと。
ペトコト防災手帳に記載することとしては、下記6項目。
・愛犬、愛猫情報(名前や種類など)
・小さな家族の特徴(体長や身体の特徴、性格など)
・フード(いつも食べているごはん)
・健康状態(必要な薬やかかりつけの病院など)
・防災用品チェックリスト(トイレ用品など13項目をチェック)
・飼い主情報(飼い主の情報)
ぬ、意外と書けない......体重もなんとなくだし、アレルギーやマイクロチップの有無など、肝心なところが「?」になってしまった。すきすき!と追いかけてただけで、テトたんを守る準備ができていなかったのだなあ、と思いました。頼りない人間でごめんよう。
でもこうやって「なんとなく不安」を可視化したことで、「今何が足りていないのか」「確認しなければならない情報は何か」というところが明らかになりました。
防災用品も人間用しか準備できていなかったので、ペトコト防災手帳の中に必須リストがあって勉強になった......もしもに備えて装備せねば。
ねこは何も考えず暖かいところで寝ていてほしいし、1匹でも多くのねこちゃんに幸せになってほしいと思ってる......ねこちゃんはわたしの人生をいつも豊かにしてくれるから、わたしもねこちゃんの将来を豊かにすることをしたい。
小さな家族を守るために
ペトコト防災手帳を書いて現状把握をしたことで、「この小さな家族を守るのは自分なんだ」と再認識できました。
地震が起きたら、ねこちゃんが頼れるのは家族の自分たちだけ。避難所へ行っても落ち着かないし、もしかしたら避難所にも入れてもらえないかもしれない。
少しでも安心して過ごせるように、苦しい気持ちにならないように。自分にできることを実践して、いつもわたしに生きる力を与えてくれる小さな家族に恩返しをしたいなあ!今日もうちのねこちゃんは世界一愛しい!
▲ペトコト防災手帳表紙候補(大きくなったね)