作り置きは心の安定剤(きんぴら編)
昨日は試作と作り置き作業に勤しんでいました。
作り置きって、実はそんなに好きじゃないんです。
作るのは、作り始めるとそんなに苦ではないけど
(作り始めるまでが、なかなか動けなかったりする)
食べるのが…な時がちょこちょこあります。
どんな場合かというと
・作りたては美味しいけど冷蔵庫に入れとくと
味が落ちていく
・たくさん作りすぎて飽きてきた
・いくつか作ったものの味付けが似かよっている
・保存対策が甘くてすぐに傷んでしまう
私はこんなところがひっかかります。
なので、そこを踏まえつつ、
私の中で生き残ってきた作り置きメニューと
そうはいいつつも、やっぱり試してみたいやん?
なメニューを日々作っては
自分の中の作り置きリストを更新していってます。
昨日作ったのは
・きんぴらごぼう
・焼ききのこのオイル漬け
・なめ茸
・里芋の煮物
・パプリカのマリネ
・サラダチキン
の6品。
写真も交えつつ、どんなふうに作ったかを
ご紹介していきますね。
まずはきんぴらごぼう。
きんぴらごぼうもいろいろな作り方があるのですが、
今回はオーソドックスなささがきにして作りました。
ささがきの仕方ですが、私はピーラーを使います。
まな板の上にごぼうを置いてくるくる回しながら
ピーラーで削っていくのです。
上の写真のように左手で転がします。
それに合わせて右手のピーラーで削る。
同じように包丁でする方法もありますが
それだとごぼうの厚みに結構なバラツキが出ます。
ピーラーだと刃の当たりが一定だから
厚みも一定になります。
そうすると、調理中の火の通り方も食べる時の食感も
一定ですよね。
そして何よりピーラーの方が私は使いやすい。
同じやるならストレスがない方がいいですよね。
このように、ごぼうと同じく人参もピーラーで
ささがきにしました。
分量的にはごぼうと人参で2:1くらい。
「きんぴらごぼう」なので、ごぼう推しで構成します。
ちなみに、ごぼうを切った後、
写真のように黒くなるのを防ぐため(アク抜き)に
水にさらす、というのが一般的なごぼうの下処理ですが
私は一切しません。
実はこの黒ずみはポリフェノールの一種だそうで
栄養素なんですって。
それに、火にかけると完全ではないけど
色は薄まります。
だったらそんなにやっきになって
アク抜きをしなくてもいいのかなーなんて思ってから
私はごぼうに関してはアク抜きをしていません。
さて、フライパンを使って炒めていきますが、
使う調味料は3つ、ごま油と塩と醤油、これだけです。
みりんや砂糖は使いません。
そんなんできんぴらごぼうになるの?!
って思うかもしれませんが…なるんですよ、はい。
フライパンを熱したら
ごま油を入れてごぼうと人参を炒めていきます。
ざっと油が回ったら、塩を少々ふりかけてさらに炒めます。
そして、ポイント。
この写真のように蓋をして、弱火でじっくり火を通すこと。
これが、砂糖を使わなくても美味しく作るための
秘訣になります。
塩をして、野菜から水分を出しやすくして
さらに弱火で火を通すので野菜自体の甘みの濃度が
増していきます。
ごぼうも人参も実は甘みがすごいんです。
一見、わかんないですけどね。
時々蓋を開けて焦げ付かないようかき混ぜて様子を見、
その時にふんわり「焼き芋の匂い」がしたら
甘さが充分に引き出せた証拠。
そこへ醤油をさっと回しかけて味を調整します。
これで、糖分を加えなくても甘みが感じられて
美味しいきんぴらごぼうの完成です。
ただ、みりんや砂糖を使ったものより
痛みが早くなるので、出来るだけ早めに食べ切ってください。
…と、次のお料理にいこうと思うのですが、
なんか、すごく文字数多くなっちゃった。
次のお料理、きのこのオイル漬けなどは
またページを改めて書いていきますね。
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