にゃん吉の独り言

眠そうで、斜に構えていて、猫っぽいと言われます。 それにちょっとだけ自己嫌悪を加えたらほとんど出来上がります。

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傾聴スキルはセクハラをも滅する。

----------------------------------------------------------------------------- なぜ男は胸を触りたくなるのかという議題は、永遠にして普遍的かつ茶目っ気のある問いだと思うのだけれども。 「そこに乳があるからだ」的な特に面白くもなんともない回答や 「いや、そもそも男っていうのは子孫を残さないといけない生き物だから性的欲求は子孫繁栄のために(ry」的な浮気を正当化するために生物学者ぶって男の論理を振り

    • 心の空腹を潤すための読書

      東京には魔境がある。 名を青山ブックセンターと言う。 一度迷い込んだら、時を忘れて数多の創造物に囚われ、易々と抜け出すことはできない。 魅惑的に恐ろしい書物の森だ。 本日も懲りずに意気揚々と迷い込んだところ、ふと視線を感じた。 キョロキョロして目が合った本がこちら。 天才はいない。 天才になる習慣 があるだけだ。 というキャチコピーみたいなタイトルの本かと思ったら、目を凝らせば横っちょにちんまりとインプット・ルーティンと書いてある。どうやらこちらがタイトルのようだ。 珍

      • 森で暮らすように、東京で生きる

        渋谷のTOHO シネマズのチケット券売機に並ぶ人混みの中で、尿意を極限まで我慢して並ぶ男がいた。 ぼくだ。 二列隣の券売機の最先端では、高齢のおじいちゃんがシステム操作に困惑した様子で右往左往している。 後ろにはSPY×FAMILYのグッズを持った若者の群れが、下手に助けを求められない程度の適切な距離を探っていた。 ほどなくして、販売スタッフにおじいちゃんは連行され、券売機はエラーになり、若者たちは別の列に並び直すことを余儀なくされた。 あの列じゃなくて良かったと内心

        • 『君たちならどう終わらせるか』

          前代未聞の映画体験に襲われた。 久方ぶりのジブリ作品や!とドキをムネムネさせながら、椅子に腰掛けスクリーンの光に照らされること2時間4分。 「我々は一体、何を目の当たりにしているのか?」 疑念と混乱が脳髄を握り締めて離してくれない。 本編が終わり、エンドロールも全員が終わりを見届け、誰一人として立ち上がることはなかった。いや、立ち上がれなかったと言うべきか。 上映終了後の周囲の反応もかつてない未体験のものだった。 あらゆる観客が言語能力を奪われたかのような異様な静謐に包

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          外出しなくても大丈夫! 家で楽しめるエンタメサービスまとめ

          マスクやトイレットペーパーの品薄に不安が多く芽生えた最中、3月2日からの小中高全国一斉休校の要請を機に続々と様々な企業が立ち上がっています。 善意で提供されているサービスが情報過多で埋もれしてしまうことを懸念し、ここでは家庭の心理的不安や負担の軽減を基準として独断でサービスをまとめました。 主にエンタメ系のサービスの紹介に力を入れています。 3/2時点のスポーツ報知の緊急アンケートによる「こども達は留守番させている状態だ」と答えた家庭が約4割を占めており、「兄弟喧嘩が絶えない

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          「パートナーシップという聖域に踏み込むこと」 システムコーチ森川有理さんへのインタビュー

          このyadorigiの第二弾のインタビューを始める一時間前は昼食を取っていた。 平らげたお皿を下げられたタイミングで友人にこの後の予定を聞かれ、インタビューをするんだと言った。 どんな人をインタビューするんだと前のめりに聞かれたので、素直に森川有理さんの印象を伝えると「お前がそこまで人を褒めるって珍しいな」との返答。 確かにそうかもしれない。 「あの人の悪口を言う人はいない」という風に形容される人って一体全体この世のどこにいるのだろうと永らく疑問であったが、ゆりさんと初め

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          中学三年生にエロ本を買わされそうになった元旦

          ◯餅つき大会の罠餅つき大会においでよという魅惑の誘いを断れるほど無欲な人類をぼくはまだ知らない。 ネバネバしたあの奇妙な物体に渾身の一撃を叩き込んでみたいと疼くこの野心は、日本人たる大和魂の産物だと信じている。 例に漏れずぼくも、友人夫妻からの餅つき大会の誘いにほいほい乗った。 しかしながらお家に到着した途端に、思ったより参加者が多くて臼が足りないみたいだからちょっとお留守番しててね、とのたまう友人夫妻。 「「お餅いっぱい持って帰ってくるからね〜!」」 一瞬おっぱいい

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          世界には間に立つ存在が必要だ-yadorigi創業エントリ-

          そろそろyadorigiというサービスをリリースする。所信表明を兼ねてまた長めのnoteを書いてしもーた。 ◯yadorigiが必要だったとき行列のできる法律相談所という番組のことを、なぜか小学生の頃好きだった。 当時の司会者の詐欺師も裸足で逃げ出すような圧巻の話術とブラウン管の向こう側にいる我々だけでなく現場にいるひな壇のゲスト陣すら退屈させないファシリテーションスキルの高さには度肝を抜かれる。 当時のぼくは他所の家庭を覗き見して異世界を体験しているような気分で次はどん

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          「取引の愛ではなく体験の拡張をサポートする愛」U理論翻訳者 由佐さんが考える新しいパートナーシップ

          現在立ち上げているパートナーシップにフォーカスしたカップルカウンセリングサービスyadorigiのパートナーである由佐美加子さんにインタビューを行った。 ぼくの知る限り、由佐美加子という人ほど深い愛と希望を絶やさずに持って人間という生き物を探求し続けている物好きはいない。 MIT上級講師ピーター・センゲ氏が提唱する「学習する組織」と出会って以降、彼女は人と組織の進化の手法を追い求め続けている。 米国ケースウェスタンリザーブ大学経営大学院で組織開発修士号を最高成績で修了し、そ

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          「先生、高校辞めることにしました」

          ----------------------------------------------------------------------------- 忘れられないことばというのは、 いつか誰かに聞いてもらうまで胸にこびり付いて離れない。 でも、いつか聞いてもらってもそのことばをくれた相手のことを忘れることはあまりない。 忘れられないのは、ことばか、人か。 「二十歳の子がする目じゃない。寂しそう」 見透かすような、それでいて寄り添うような目を向けながらぼくにことば

          「先生、高校辞めることにしました」

          恋人ができない人には中国語辞典の購入をオススメします。

          ----------------------------------------------------------------------------- ことばというのは、コミニケーションを円滑にするために生まれた媒介物とだと何処かで聞いたことがある。 お金が信頼を担保する媒介物として生まれ、ことばは円滑な相互理解をするために生まれたというのは使い古された常套句か。 初めに、ことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。 と、本として世界で1番か2番目に

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          比較まみれの世界で、心を傾けるは誰の声

          ----------------------------------------------------------------------------- 人は生まれながらに7つの大罪を持っているらしい。 生まれてすぐに7つも罪を背負わせられるから、人生とはこんなにもままならず世知辛いのかもしれない。 罪の一つに"嫉妬"というものがある。 "嫉妬"は他者との比較が生んだ手のつけられない感情だ。 人は遠すぎる存在には嫉妬しない。近い相手に嫉妬する。 自分にできないことをやっ

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          "スキマ"が可能性という名の花を咲かせる

          ----------------------------------------------------------------------------- 「1年生になったっらー。1年生になったっらー。ともだち100人できるかな」という歌を聴きながらぼくは小学生になった。 それからしばらくして、世界に一つだけの花という歌が大ヒットした。 どちらも当時は耳に残るメロディで口ずさんでいたが、今思えばどちらも中々どうして考えさせられる歌詞だ。 前者は友達100人という恐ろしく期待

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          合コンで「趣味は瞑想です。」と言い切る男がモテる世界を誰か知りませんか。

          -------------------------------------------------------------- 人間という生き物は千差万別色とりどりの欲望を持っている。 中でも、三大欲求というのは凄まじく強い欲望だが強い故に対処の仕方も簡単っちゃ簡単だ。 強い欲望の対処法がすこぶる難しいなんてことがあれば、人間は自分の抱える欲望の大きさに殺されてしまう。 例えば成人男性の場合は、食欲は口の中に賞味期限内のものを放り込めばいいいし、睡眠欲は目を閉じて体を地面に預

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          新卒入社した会社にマネジメントスキルを持った先輩がいなかった場合の対処まとめ

          治まってきた目のかゆみと減ってきたくしゃみの数。 景色の隙間にここぞとばかりに咲き散らかす桜。 時折20度を越えだした日中の暖かさ。 Instagramに埋め尽くされる女子大生の振袖姿。 時間をおかずにまた埋め尽くしてくれたのは入社式の写真でしょうか。 どれも本格的な春のお知らせですね。 今年は44,5万人が大学から企業に就職をするらしい。 そのうちの1人の女の子が 「にゃん吉さんの周りに、入社してすぐに就職したことを後悔した人はいましたか。」 と何か答えを求めるよう

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          ぼくの全てを知っているのにぼくを好んでくれる友だちは、いつも鼻をほじっている。

          -------------------------------------------------------------- 「友だちってのはね、年齢を重ねたら自然と切っていった方がいい存在だと私は思うけどね。」 そう自分に酔いしれながらぼやいた彼女は、ぼくのはじめてのバイト先のベテランの先輩スタッフだった。 何故か、そう言っていた場面を今でも鮮明に覚えいて、果たしてそうなのだろうかとふとした時に考える時が未だにある。 気づけば、ぼくも当時の彼女と同じ年齢になった。 彼

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