自民党総裁選2024で要望したいこと
総裁選が始まります。前回の総裁選も見ていて色々感じたこともありnoteに書きました。
誰が有利とか、誰がダメとか、そんな話以前に議論のやり方などで要望したいことが多くあります。
総裁選自体に注文したいことや、要望をまず書いてみました。
まず総裁選で開かれた自由な討論が大事なことは言うまでもありません。
特に最近強く感じたのが、香港の周庭さんが「有権者」という単語について書かれたSNSの投稿。改めて私達の自由で開かれた議論ができる民主主義の価値を考えさせられました。総裁選で好き勝手アレコレ論評できるのも、その一端です。
総裁選で候補者が「自分の言葉」で語る機会や質問を多くしてほしい
この要望は「岸田総理は何がやりたいのか、わからなかった」という不満が大きいからです。
前回総裁選は岸田さん以外の3人は内容の賛否はあるものの、取り組みたい政治課題、やりたいこと、方向性が明確になっていましたが、岸田さんだけはわかりませんでした。
岸田さんの実績は評価するところも大きいですが、世論調査があったら「支持する」に回答せず、「わからない、どちらでもない」にせざるを得ないのは、これが理由です。
安保三文書や定額減税などやるなら総裁選前に少しは言えばよかったのになぜ言わなかったのでしょうか。政治は結果がすべてという考えで、反発を避けて敢えて言わないというスタイルかもしれません。それは否定しませんが、民主政治として、私は疑問です。この国は権威主義的な政治体制ではないからです。
「自分の言葉がない」お役所作文の朗読係でいいのか?
なぜなら「自分の言葉」すら無いからです。前回総裁選は他の3人とも「自分の言葉」で語っていると感じましたが、岸田さんだけは堅実にメモを読み上げるだけでした。総理に就任してからも、用意されたメモを朗読するばかりでした。いつから政治家はお役所作文の朗読係になったのでしょうか?
「岸田さんの言葉、意思」だと感じられたのは、たった一度だけ。広島サミットでの記者会見。ARC TIMESの尾形聡彦のイレギュラーな形での質問に答えたときだけでした。
尾形聡彦のイレギュラーなやり方やスタンスには賛成しませんが、このときだけしか、岸田さんの意思を感じる言葉が無かったことのほうがより問題があると思います。
テレビ番組の◯☓棒を挙げさせる形式はやめてほしい
テレビ番組の総裁選で候補者に◯X棒を挙げさせるスタイルはやめてほしいです。質問自体がだいたい◯☓で答えにくいようなものばかりです。おまけに各局とも似たような質問で、なおかつ質問が練られておらず、「それ〇Xで言えるほど簡単じゃないだろ」と見ている方としてはかなりイライラしました。
ついでに。NHKの中継があった日本記者クラブでの討論会も時間配分がかなり不公平で偏向したものでした。今回も同じ不公平討論がないように、自民党として注文してくれないと困ります。
この不公平との指摘がSNSでも話題になりましたが朝日新聞の坪井ゆづると毎日新聞の佐藤千矢子は一切説明していません。説明が無い限りこの2人の司会は絶対NG・出禁であることは明確にして欲しいです。
政治部記者の存在が国民から政治を遠ざけている元凶です。
推薦人が、他陣営の候補に質問する形式をやってみて欲しい
テレビ番組でタレント・キャスターや政治記者が質問する形で論点や争点が形成されていいのでしょうか?争点や論点そのものを自民党で提示することこそ大事だと思います。総裁選の争点が「外注丸投げ」でいいのでしょうか?
本来は候補者同士での討論がいいのでしょうが、時間の制約や候補者同士の討論だとカドも立つ印象にもなるので、推薦人が他陣営の候補に質問する形はできないでしょうか。
候補者に注目が集まるのは当然ですが、「脇役」の推薦人の議員さんでナイスな質問をした人が注目される機会もあっていいと思います。ナイスな質問は注目されて、選挙でも有利になるので、マスコミより練られた質問になるはずです。
これから挑戦する新支部長に質問する機会を作ってほしい。
はじめは当選1回などの若い議員さんの質問の機会を、と思いましたが、既に推薦人の争奪戦が激しいので、これから挑戦する新人(新支部長)に質問の機会を与えてはどうかと思います。「党員票以上議員票未満」の状態です。
https://www.jimin.jp/news/information/5302024.html
新支部長として、地元を回って聞いた声がたくさんあると思います。そして、これまでの社会人経験などを活かして質問したいことがあるはずです。どんな質問が出るのか、私も注目してみたいところですが。
仮に当選したなら、国会で質問する機会があります。しかし当選する前に「国会でもこんな感じで質問できます」という能力を地元有権者にアピールするいい機会ではないかと思いました。就活でのインターンみたいなものですね。当然ですが、ナイスな質問なら全国で注目されるので選挙でも有利になるはずです。
強く言いたいのは「争点や質問をまず党内で提示し、自分の言葉で語って欲しい」
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