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2007年夏「安倍おろし」での石破発言を振り返る

そういえば、2007年夏に安倍第1次内閣は参院選で大敗し、「安倍おろし」が起きました。

この「安倍おろし」で積極的だった石破さんは当時どんな発言をされていたでしょうか。いずれも産経新聞からの切り抜きです。

参院選の大敗後に続投を表明した安倍晋三首相に対し、「首相は『私か小沢一郎民主党代表かの選択だ』と訴えたのに、どう説明するのか」(石破茂元防衛庁長官)

『産経』2007年7月31日【2007年7月31日自民党総務会での発言】

石破茂元防衛庁長官も「首相は『反省すべきは反省する』といっているが、何を反省し、どう改めるのか、はっきりしてほしい」と首相を非難した。

『産経』2007年8月8日【2007年8月7日自民党総務会での発言】

 今の自民党は一種の純化路線に陥り、広い意味での国民政党たり得なくなっているのではないか。ある世論調査では自民党支持率が17%に落ち、その中での安倍晋三首相の支持が7割だという。自分を支持してくれる人の間だけで「この方針は正しい」と言っている。首相には純化路線ではなく、広く国民に支持を受けるメッセージ、疲弊した地域への配慮と弱者に対する明確なメッセージを出してほしい。

2007年8月11日『産経』コラム【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

 参院選は安倍首相自らが「政権選択の選挙だ」と言ったことで性格が変わってしまった。候補者の人柄や実績と関係なく結果が左右された。選挙でなぜ負けたかを徹底的に分析しなければ次はない。なぜ負け、どう改めるかを首相が早急に示す必要がある

2007年8月11日『産経』コラム)【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

 首相が地位に恋々としているとは思わない。強い使命感があるのだろう。ただ、選挙で民意が示された以上、無視することがあってはならないどの部分を改めるのか首相が述べた上で「それでも続投する」と言わないと、「あの選挙は何だったんだ」となる。選挙の否定になる。政治家は主権者に対する恐れを常に持っていなければならない。

2007年8月11日『産経』コラム)【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

 今、党内で反発が出ているのは、首相が辞めないことよりも、どこが間違っていたのか具体的に言わないことに対するいらだち、反感からではないか。「選挙区に帰ってどう説明すればいいんだ」という焦りが底流にある。今は説得する材料がない。国民が共感して安倍内閣を継続させようとなるかどうかは、首相がどういうメッセージを発するかによる。それは他の人にはできない。

2007年8月11日『産経』コラム)【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

 参院で野党が多数になった以上、国会運営は非常に難しくなる。今は緊急事態だ。閣僚だけでなく、党を含むすべての人事を年功序列、派閥均衡を排して能力主義でいかないともたない。党内融和も大事だが、国会でつまずけば政権は終わる。政策、手法、人事のいずれでもその分野に通暁した人を優先的に充てる必要がある。

2007年8月11日『産経』コラム)【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

 政策の優先順位も党の考えを聞く必要がある。集団的自衛権やテロ特措法の問題では、昨年から自衛隊の海外派遣を随時可能にする一般法の必要性を言い続けてきた。だが、首相官邸は一顧だにしなかった。選挙の結果、集団的自衛権も憲法改正も遠のいた。党の意見に聞く耳を持たなかったからこんなことになった。

2007年8月11日『産経』コラム【単刀直言】石破茂・元防衛庁長官 国民政党の地位失った 

石破おろし?単に当時の石破さんの発言切り抜きして振り返っただけです。


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