まずは連帯 ～生殖の奨励・強要に抵抗するために～

早速結論を書きますが、生殖を奨励・強要する諸勢力に対して抵抗するため、まずは生殖の奨励・強要に反対する人々が幅広く連帯する必要があります。

生殖を奨励・強要する諸勢力の間でも様々な対立があり、決して団結しているわけではありません。
一括りに生殖奨励・強要者と言っても、右派もいれば左派もいるし、「中道」を自称する人たちもいます。政治家にも活動家にも官僚にも経済界にもメディアにもいますし、私たちの身近なところにもいます。
彼ら諸勢力は、人民に生殖を奨励・強要して社会を維持するというスタンスだけでは一致している一方で、社会の在り方や経済観や政策など様々な面で本気で対立しています。
それどころか、生殖を奨励・強要するための具体的な政策（手段）をめぐっても対立しています。
生殖を奨励・強要するための具体的な政策をめぐる対立については、目的が一致していることもあり、茶番に見えてしまう人もいるようですが、彼らは本気で自説が正しいと信じて意見を戦わせています。

私たち生殖の奨励・強要に反対する人々が幅広く連帯して抵抗し続ければ、生殖奨励・強要者どうしの対立による隙をついて、長期的には生殖奨励・強要者による支配を覆すことができると私は信じています。