いち反出生主義者の雑記(「不妊治療」問題に関連して)

私は反出生主義者として、親になりたい人のエゴを叶えるだけの「不妊治療」に公金を投入することへの否定的な感情も持っている。しかし、まだまだ「産め圧」が強い今の日本社会で「不妊治療」を全額自己負担とかにした場合、「不妊治療」のために貯金を使い果たした親のもとで困窮する児童が増えるリスクも考えうるので、「不妊治療」への公金投入はやむを得ない措置なのかなと考えている。

それにしても旧Twitter (X)で、「不妊治療」関連の問題に肯定的にあるいは否定的に言及すると凄まじいバッシングに遭うようだ。旧Twitter (X)での吊るし上げや人格攻撃、レッテル貼りは本当に激しく、はたから見ているだけでも疲れてしまう。こうして誹謗中傷まがいの言説に終始し、まともな議論が成立していないことこそが、菅(すが)政権下まで保険適用が決まらなかったことの一因であり、同時に菅政権下で急に保険適用が決まったことの一因なんじゃないかと、私は考えている。

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