ヨガしてるけど、アンチスピだった (後編)
著者名を忘れてしまったものも多いが、「心屋仁之助」さん、「ひすいこたろう」さん、「Jeg」さんの本は横に広がるように数冊読んだ。
(このあたりが自分にとって入り口だった気がする)
そこで初めて「インナーチャイルド」「引き寄せ」なるワードに触れ、
少し心が動く感じがして、同じようなジャンルの本を読むようになった。
でもまだ、抵抗感はあった。
もっと科学的に説明できないのか、真実の根っこみたいなものがないのか。
ここでAIはすごいなぁと思う。
私の読書傾向から、Kindleさんがどんどん世界を掘り下げてくれる。
「あなたにおすすめ!」されるまま、気になったタイトルの本を次々読んでいった(AIにそっちの世界に連れ込まれた感はあるかも知れない)。
そこで、量子力学の分野を知る。
できるだけ科学的視点から考察している著者もいて、今までアヤシすぎると思っていた「波動」と言う概念が少しづつ自分の中で融解していった。
ここまでくると、「宇宙の真理」なるものも、「案外そうなのかもな」と思えるように。世の中いろんな宗教があって、ところによっては排他的になるのが自分の中ではずっと理解できなかったのだが、宗教の役割や、人間というものがなんとなく、自分の中で腑に落ちた。
自分に驚くような「引き寄せ」が起きたわけではない。
めっちゃ人生好転しましたー!というわけでもない。
ただ、なんか、そうなんだろうな、と思えた。
そうしたら、ちょっとどうでもよくなってきた。
なんか、いつもと違うことしたいな、と思えた。
今までは、「人生いつ死ぬか分からないし、楽しまなきゃ」と思って、
無理やり行動していたかも知れない。
「心穏やかに生きたい」と思って、
無理やり穏やかに生きようとしていたかも知れない。
いろんな本で、「ありがとう」「感謝」「愛だよー」の大切さが書いてあって、そりゃそうだよねとしか思えなかったし、今もそこは変わらない。
めっちゃスピリチュアルに目覚めました!というわけではない。
ただ今は、
花が綺麗に咲いてるな、と思えたら「あなた綺麗ですねぇ」と声をかけてる。
家族の言動にイラッとしたら、3秒我慢して怒りが過ぎるのを待つのではなく(←今までそうしてた)、私は怒ってますよ!と全身で怒りを表現、そして、私怒っていると自認してみる。
仕事の先行きがわからず不安で悩み始めたら、「自分はその解決方法を持ち合わせてないですよ」とツッコミを入れて、さっさと目の前の家事をする。
大それたことをせねば、仙人みたいにならねば、みたいな思いを
どっかに投げ置いた(でも時々戻ってくるから厄介)。
今はアンチスピリチュアルではないけれど、
旗ふって邁進しているわけでもない。
ただ、「そうなんだな」と思えたことで、ほんの少し、
何かが変わったように思うのです。
とりあえず、自分の職業=人間と決めまして、
自分なりに全力で人間やってみようと思います。
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ふーっ。
初めてこのことを外にアウトプットしました。
ここまで読んでくださって、期待してたのと違ったーかも知れないです。
でも、これが今の事実。
また変わっていくのかも知れないけれど、それはそれで面白いので、
また何か変化が出てきたら、記録してみます。
そういえば、以前参加したヨガのワークショップで、雰囲気のあるマダムに「あなた、波動が高いわよ」と言われたことを思い出しました。
ふふふ。