眠れない夜に朝を待つ
こんにちは、おはようございます。こんばんは。
眠れない夜にぼんやりと、朝が来るのを待つ。そんな日がある。それだけのお話。
・眠れない夜
眠れない夜ってありますよね。私はありました。
なんで眠れないんでしょうね? 私は本当に不思議なんですが──やっぱり何かがあるような気がするんです。
それは単純に、暑くて眠りづらいとか、昼間眠りすぎたから眠れないとか、まあそういう外部的な要因もあるんでしょうけども……内面の要因があって眠れない。そういうこともあるのではないのか?
私の仮説です。検証する手段はありませんが……一つの考え方としてどうぞ。
遠足の前の日って、まさに「眠れない日」の代表格だと思います。楽しみすぎて眠れない。旅行先で、朝早いのに眠れないとか。
次の日がいわゆる"非日常"であればあるほど、不安や楽しみがあって、いつものように眠ることができない。
睡眠って人間が持つ最大のルーティンだと思っています。根本に根付いた習慣であると。それがどういうことかというと、同じように毎日人は眠るということ。
眠れないってことは、その同じような毎日からどこか抜け出した一日があったか、これからその一日が来ることでもあるんじゃないでしょうか。
・眠れない夜、絶好の哲学者
考え事をするのがいいと思います。特に、人生の意義を問うような、本質的な考え事を。
自分の夢、やりたいこと、これからすることとか。
なんで自分は今の道を選んだのか、なんで自分はあの人が好きで、あの人が嫌いか。なんで──とか。
意義を問うって、すでに自分の進む道を決めた人ほどやらないことだと思うんです。高校生や大学生で、進学なり就職なりする時に絶対一回は考えると思うんですけど、その時くらいしかやらないと思います。私もそうです。
人生という航海の方向を決めるって結構大変で、そう何回もやりたいものではないですよね。だってストレスだし、自分を問わなきゃいけないし。いいところもダメなところも、結果と数字主義の社会になんとか適応するために全て分析して、自分の行くべき道を決める。特に、現代みたいな道の多い社会は尚更。
その道が正しいのかはまあ、死ぬ間際にでも考えてもらうことにして……。
一つ、その道を進み続けるかどうかっていう選択があります。
・眠れない夜、遠い明日
言わば、その夜は一つの振り返り日なのかもしれません。
今日までどんな感じで、どういう風に過ごせた。あれはよかった。これはちょっとダメだったかなーって。それを振り返るために、偶にそんな日があるのかもしれません。
普段は考えれない、いろいろなことを考える夜。
そんなことをしているとやがて朝が来て──ってこともあるかもしれません。実際に眠れないまま朝が来たときの絶望は放っておくとして……。
そんな夜があってもいい。
なかなか過ぎ去らない、ゆっくりとした時間の暗闇に揺蕩い、朝を待つ。
一ヶ月に一回……いえ、二ヶ月に一回くらいはそんな夜があってもいいのかもしれませんね。私は勘弁ですけど。
今回はそんなお話。ここまで読んでいただいたあなたに感謝を。