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体質改善を深く理解したいあなたへ

こんにちは、にゃんです。今回の記事は、体質改善の方法について書こうとしたら、そこに行き着くまでに1記事分くらい書いちゃったからこれで1記事にすることにした記事です。

なので、本来はこの後に体質改善の方法が続きます(今書いてる)。体質改善に興味がある、興味あるけどなんか胡散臭い感じがする、体質改善って何なのかちゃんと深くまで知っておきたいという方向けの記事になります。

体質改善って何なのか、何をするのか、何ができるのか、メリットについて知りたい方は暇つぶしにでも読んでもらえたらなと思います。


体質改善って胡散臭いよねと言いたい序文

あなたは体質改善というと、どんなイメージがありますか?

この記事にたどり着いて読もうとしてくださっているので、少なくとも興味を持っているのではないかなと思います。

私は体質改善って胡散臭いと思ってました。今も若干思ってます。現在進行形です。

ちなみに私はTwitterのbioにこんなこと書いてる人間です。

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すごいダブルスタンダード。

もっと良い言葉はないものかと思うのですが、「病気じゃないけどなんとなくしんどいのを様々な医療行為や代替医療で改善して健康になる方法」を表す、他の人に通じやすい言葉が「体質改善」以外に思いつかないので仕方ありません。

私以外にも、体質改善って胡散臭いと思っている方、いるのではないでしょうか。「私はいらないかな・・・」みたいな。

そういう方の体質改善に対するイメージはオーガニック野菜とか、添加物はダメとか、自然派とか腸活とかロハスとか、多分そんなところかなと思います。そしてそれは合ってます。間違ってません。

でも、なんでこれが胡散臭いと感じるんでしょう?

農薬を使わない野菜、添加物を摂らないこと、腸活などなど、一つひとつは悪いものでもなく良いことです。全く気にしないと言う方もいらっしゃいますが、ある程度気にしている方も多いと思います。でもなんかまとまると胡散臭い。なぜなのか。

「体質改善」というと温活、腸活、デトックス、ファスティング、スローフード、オーガニックなど色々なものがありますよね。

でも、それが体にとってどう良くて、やると体がどうなるのか、どんな人に向いていて、どういう時にやると効果があって、リスクはあるのか無いのか。そういうことをきちんと把握できている人はほとんどいません。

さらには薬を飲んだりする医療行為だと効果が出るのも早いですが、代替医療は基本的に効果が出るのが緩やかなので、すぐに効果が出るというものでもない。つまり、「多分体に良いんだろうけど、何に効くのかも何が良いのかもわかんない」状態なのです。

そりゃあ胡散臭いですよね。


体質改善って何?

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「多分体に良いんだろうけど何が良いのかわかんない」状態だと困ってしまいますので、そもそも体質改善って何だろうということを考えてみることにします。「体質改善」を辞書で引いてみましょう。

「1 食事・運動・服薬などの方法によって、体の性質を変えること」(『デジタル大辞泉』)

体の性質、というとなんだかぼんやりしていてわかりにくいですね。

「体質」も引いてみましょう。

「からだの性質。遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成される、個々人の総合的な性質」(『デジタル大辞泉』)
「体質とは,人体の各部位の形質の総和である。また,身体の形態や機能について生まれながらに備わっている全体論的な性状である。つまり,人体の一つ一つの部位(器官,臓器,組織など)を個別に調べても判明しない総合的な性状である。 近代医学は,人体の個々の部位を精査して病型を分類するが,16世紀のパラケルスス以前は,むしろ,人体を一つのまとまりとみなして,病気の原因を探っていた。すなわち,病気の原因を体質によって説明しようとしていた。」(『世界大百科事典 第2版』)

「体質」とは、体の全体的な性質という意味のようです。体の性別のように遺伝子で決まるものもあれば、冷え性や汗っかきのような、それまでの生活習慣や環境によるものもありますね。

つまり、体質改善とは食事や運動や服薬などによって体の全体的な性質を変えること、と言うことができそうです。


体質改善で変えられること

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では、体質改善で変えられることは何でしょうか。

食事や運動や服薬で遺伝子の情報を変えることは今現在できませんので、体質改善で変えられるのは「環境要因によって左右される体質」ということになります。冷え性や汗っかきは改善することができますが、体の性別を変えることはできませんね。

環境要因によって左右される体質には、様々なものがあります。体型、性格やメンタルの状態、肌の状態、体がより健康であるか不健康であるか、妊娠のしやすさなども変わってきます。ジャンクフードばかり食べていたら当然太りやすくなりますし、肌の調子も悪くなります。海外に行ってフレンドリーな人たちに囲まれる生活をしていたら、いつの間にか自分もフレンドリーになっていたということもあります。ストレスが多い仕事に就いていたら活性酸素が増えて病気になりやすくなったり老けやすくなります。デスクワークばかりで運動しないと慢性的な肩こりになるかもしれません。環境要因に左右される体質は思っている以上に多いのです。

そして、驚くことに環境によって遺伝子の発現も変わります。遺伝子の発現というと難しいですが、たとえば一卵性の双子は遺伝子の情報が全く同じであるにもかかわらず、同じ性格や体型にはならないことも多くあります。これは、それぞれの生活環境によって遺伝子や体の器官がどう使われるかが違うからです。

先ほどの一卵性の双子の例で考えてみましょう。双子のうち、片方はベジタリアン、もう片方はお肉や野菜や穀物をまんべんなく食べる食生活をしていたとします。

一般的にベジタリアンの人はタンパク質や脂質、脂溶性のビタミンA、Dが足りなくなりがちです。タンパク質は体のあらゆるものをつくる栄養素であり、脂質はホルモンや細胞膜をつくるために、ビタミンA、Dは細胞が成長・成熟するために必要なビタミンです。ですので、ベジタリアンの人は普通の食生活をする人に比べて細胞が丈夫ではなく、肌が弱くなったり荒れやすくなります。同じ遺伝子を持っていたとしても、ベジタリアンの人はそうでない人に比べて肌荒れしやすい体質になります。これは、食生活という環境が違うからです。


また、たとえば日々の生活で水銀などの重金属や有害物質が体に溜まっていると代謝が滞ります。

代謝とは体の中で行われているありとあらゆる化学反応のことです。食べ物を消化したり、消化したものを別の物質に作り変えたり、細胞やホルモンなどをつくったり、実に様々なことをしています。

水銀や有害物質はこの代謝の邪魔をしてしまいます。代謝の経路はとてもたくさんあり、中でもSAM-eという物質を作る経路が邪魔されると厄介です。SAM-eはメチル基という物質を供給する役目を担っているもので、メチル基は遺伝子が使われる(転写される)時に、それを制御するのです。

SAM-eを作る経路が阻害されてしまうと遺伝子をうまく使えなくなります。すると、体の機能がうまく働かず、なんらかの病気になったり精神疾患になったりすることもあります。


少し難しくなりましたが、環境要因によって左右される体質というのはもっともっとたくさんあります。逆に考えると体質改善で変えられるものもそれだけ多くあるということです。

体質改善では遺伝子の情報を変えることはできませんが、遺伝子や体の機能をどう使ってどう働くようにするかといったことは変えられるのです。


体質を構成するもの

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体質改善とは何か、何を変えられるのかが分かったところで、次は「体質を構成するもの」について見ていきましょう。

「体質」とは先ほど書いたように体全体の性質のことなので、体質を構成しているものも体のすべてということになります。体を構成しているものは大まかに分けると次のものです。

①内臓

②骨格筋

③神経(メンタル)

体の内部の活動を行う内臓、動くための骨格筋、情報を伝える神経ですね。内臓と神経を分けているのは、神経の働きがメンタルの状態になるからです。

体をつくっているのが内臓と骨格筋と神経であるということは、体質をつくるのも内臓と骨格筋と神経ということです。つまり、体質改善は内臓、骨格筋、神経の状態を変えていくことと言えます。

体は全てが繋がっています。内臓がきちんと働いていると栄養がたくさん摂れて活動エネルギーも十分つくられるので、疲れにくくメンタルも安定しやすくなります。するとたくさん活動したり趣味や楽しいことに時間を使えて日々を楽しい気持ちで過ごせるようになります。姿勢が良いと内臓が正しい位置に収まるのできちんと働けるようになったり深く呼吸できるようになりますし、気分を安定させることもできます。神経やメンタルが安定しているとストレスからの暴食をせずにすみます。栄養の吸収には副交感神経が働くことが必要なので、リラックスできているときちんと栄養を吸収することもできます。また、落ち込んでいたりすると巻き肩や猫背になり姿勢が崩れがちになります。

体質改善は内臓、骨格筋、神経の全てにアプローチするのが一番理想的ですが、全てを一度に行うのは大変です。ですので、「これならできそう」「こっちをやってみたい」と思うところから始めてみるのがオススメです。どれか一つが変われば他の部分も大分変えることができますよ。


体質改善するメリット

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体質改善は何かわかった、どういうことに取り組むのかもわかった、となると、次に思うのは「やったら何が良いの?」ということですよね。

体質改善を行う目的は「心身ともに健康になること」です。なんだか「健康な精神は健康な肉体に宿る」的なスポーツ漫画のようですが。

心も体も健康になると、良いことがたくさんあります。例を挙げてみます


*病気にならない

*病気に感染した時に重症化するリスクが減る

*疲れにくい

*休みの日に一日寝て終わったということがなくなる

*休んでも疲れが取れないということがなくなる

*肩こりや腰痛が解消する

*PMS、生理痛、更年期障害が解消する

*ポジティブになって日々を楽しく過ごせる

*生きづらさやコンプレックスが減り必要以上に思い悩まなくなる

*性的魅力がアップする

*パートナーとの性行為で痛くならず気持ち良くなれる

*バストアップや脚痩せや筋トレなどのボディメイクの効果が出やすくなる

*太りにくく痩せやすい

*肌が荒れなくなる etc...


まだまだ他にもたくさんありますが、全てまとめて一言でいうと「人生を幸せに生きていけるようになる」というのが体質改善を行うメリットです。さらに、これらのことを一つひとつ解消していくのは大変ですが、体質改善をするとこういったことが全て同時に解消していくので、体質改善するだけでとっても楽になることができるのです。素敵ですよね!


まとめ

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いかがでしたでしょうか。今回は「体質改善ってそもそも何?」ということについて書いてみました。


〇体質改善とは、食事や運動や服薬で体の性質を変えること

〇体質改善で変えられるものは環境要因によって左右される体質全て。その中には遺伝子をどう使うかということも含まれる。

〇体質を構成するものは「内臓」「骨格筋」「神経(メンタル)」。これらをトータルで整えることが体質改善

〇体質改善を行うと体の悩みや心の悩みを自然に解消することができ、健康に幸せに生きていける


もしこれを読んで体質改善してみようかな、と思った方がいてくださったらとても嬉しいです。Twitterでもちょこちょこ書いているので、ぜひやってみてくださいね!

それでは、また

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