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【現役美容ナースによる】アセスメント力が上がる肌診断器VISIAの見方 🔎

みなさんこんにちは🐼♡
今回は肌診断器VISIAについての投稿です✨️

VISIAの撮影したけど、見方が分からない…
説明受けたけど忘れちゃった…

またVISIAの見方や治療への生かし方
私が見てるポイントについて投稿します✐





肌診断器の点数は偏差値

VISIAの数値は偏差値です。偏差値なので高い方が良いということです。データベース11000人の解析項目の年齢相関とデータベースから算出しています。

その中のアジア人のデータが5000人あり、そのうちの同年代100人と比較です。(※撮影前に人種を設定します)

データベースは11000人ですが、実際はアジア人5000人の中の同年代100人との比較となります。
※100人はランダムに選ばれるため、毎回点数の誤差は生じます。


点数は目安にとらえる


前回と比較して1~2%の点数が少し下がったとしても、そんなに気にしなくても良いのかなと思います💭
データベースはランダムですし…🥺

数値に目が行きがちですが治療を提供する側としては"画像でしっかり判断"するように意識しています。
数値だけで比較するのではなく、分かりづらいシミを見たり肝斑が悪化してないかなど画像でしっかり確認することを大切にしています。


VISIAで知れる肌年齢


VISIAは肌年齢も知ることができます。
肌年齢…!みなさん気になりますよね🥺…!

VISIAは8項目の比較がありますが
特に「シミ・シワ」の点数が悪いと年齢も高くなりやすいそうです。

私は全体的に点数が良い方ですが、シワの項目が低いので肌年齢がそんなに若くないです。
私の場合、シワの項目の点数が良くなれば、肌年齢も若くなりそうです…!肌年齢が若いともちろん嬉しいですが、判断材料の1つなので数値を躍起になって見るより参考程度でみておくと良いかなと思います。


VISIAで知れる8項目

VISIAは8項目の画像診断が可能です。

①しみ

目に見えるメラニン・赤みを反映します。
なぜシミの項目なのに赤みも反映するかというと、茶と赤の色が似ているため機械が赤みも拾ってしまうそうです。

肉眼で判別しにくい薄いシミ・ソバカス・肝斑・色素沈着も確認できます。シミの個数だけでなく濃さも数値に反映されています。 

🤍ナース向けPOINT 🤍
この項目は主にシミ治療方針や結果の比較で使用しています。カラー写真で見やすいのでトータル的なお肌の確認を患者さんと一緒に見るのにも使ってます。



②しわ

目元のみ解析。しわには「細い線形で、周辺の皮膚の色より暗い」という特徴があり、これをもとに解析しています。目元のみの結果なので顔全体と誤解されないように注意です。

🤍ナース向けPOINT 🤍
目元のみのシワになるので、点数が低い場合は目元のシワに効く治療やスキンケア商品をおすすめしたりします。



③質感

黄色=凸 青=凹

主にキメが整っているかが反映されます。乾燥していたり毛穴の凹凸が大きいとキメの点数は低くなります。

毛穴の凹凸が大きいので、どうしてもキメの項目では毛穴の程度に左右される結果になるそうです。

しかし、毛穴は「④毛穴」の別項目で分析できます。
毛穴の項目も凹凸を反映するので、「③質感」「④毛穴」の項目はほとんど同じなのではと思っていました🥺

ここの項目は具体的に何に使うのか業者に問い合わせた所、以前は化粧品メーカーのスキンケア用品の効果の比較などに使われていたと聞いて納得しました。

今のところ1番使ってない項目です、、、


④毛穴

毛穴は周辺部位より凹んでいて陰影がある特徴を元に、解析を行っています。
ただ、この毛穴の項目かなり点数低く出て厳しい.ᐟ.ᐟ
「毛穴が比較的きれいな方でも9%だった!」なんてあるあるです。
自分で言うのもなんですが…私はかなり毛穴の点数良い方で、こんな高得点ほとんど見ないです。笑

なぜこんなに毛穴の項目は厳しいのか確認した所、アジア人のデータの中に毛穴の点数が良い韓国人のデータがあるため点数が低くなりやすいとのことでした。

毛穴の点数低くてショック受ける人が多いですが、点数は参考程度で良いと思ってます。



⑤隠れじみ

まだ肌表面には表れていない潜在的なシミの数を解析。
確認された隠れジミに対する治療を行うことでシミの表面化を早めに予防できる。また薄いシミも高感度に捉えることができます。
また、白斑の確認がとてもしやすいので本当にお世話になってます。

🤍ナース向けPOINT 🤍
・隠れジミの個数や場所
・白斑の確認

この項目では白斑の確認が本当にしやすい!!
白斑がないかの確認は必ず「⑤隠れジミ」の項目をチェックしています🔎
特に白斑リスクのあるトーニング治療中の方やピコスポット後の方はしっかり確認します。治療前から白斑がある場合もあるので初診の方も白斑がないか確認します!

🐼美容治療で起きる白斑についてはこちら



⑥茶色いしみ

今現在の皮膚に存在する色素成分。メラニンの抽出が得意な項目でシミや色素沈着などの程度を測定。また肝斑の描出は⑤隠れじみ(紫外線写真)より得意としています。
この項目は本当に肝斑確認しやすい…!

🤍ナース向けPOINT 🤍
肉眼では見えづらい肝斑
・シミ治療後の色素沈着
・アザ、ADMなど
肝斑の確認は必ずこの項目をチェックしています🔎
判別しにくい、色素沈着の状態アザやADMも確認しやすいです。(この項目大好き!笑)


⑦赤い部分

「赤い色むら」「ほおの赤み」 「小鼻周りの赤み」「赤く目立っている毛穴」などの赤みの状態を解析する項目です。毛細血管の拡張や炎症していないかの確認をします。

肌全体がくすんでいたりシミが多くて赤みが見えにくい場合に便利です。また、赤みは自覚してなかったり気にしてない人が多いので一緒に確認して治療を提案します。

🤍ナース向けPOINT 🤍
・炎症の有無と状態
・ニキビ跡(PIE:炎症後紅斑)
・毛細血管の拡張
・酒さ


⑧ポルフィリン

ポルフィリンとはニキビの元になるアクネ菌の代謝物のことです。ポルフィリンの量を解析することで、ニキビができやすい肌質かどうかを把握できますが必ずしもニキビができやすいという訳ではないみたいです。

オレンジの部分:ポルフィリン
黄色い点滅部分:ポルフィリンの可能性もあれば、酸化した皮脂の可能性もある

写真分かりにくいですが、よく見るとオレンジに反映してます。ポルフィリン多い方だと結構オレンジに反映します。

機械の性能上、ポルフィリンのみでなく酸化した皮脂等にも反応してしまうそうで、黄色い点滅は必ずしも「ポルフィリン」もしくは「酸化した皮脂」とは断言できないそう…🥹
ポルフィリンの点数が低ければ皮脂分泌が多い傾向です。

⋆⸜💡⸝⋆POINT
・ニキビのできやすさ
・皮脂分泌
点数が悪い場合は汚れを取るホームケアやピーリング系の施術もオススメします。


確認しやすい比較写真として使う

8項目の見てるポイントをお伝えしましたが、
普通に画質の良い写真として使用することもあります。
治療前後の比較もカラー写真として使用しても使いやすいです。

またうぶ毛もしっかり写るので、拡大して患者さんと一緒に確認したりします。鼻の毛など汚れと思われてる方も多いので、この確認で「ほんとだ!毛だ!」と知り脱毛される方も多いです。


注意点

機械の特性上の注意点です。
知っておくのと知らないのでは違います🙅🏼💡

▫️地黒の人はシミの点数が高くなりやすい

地黒の方はメラニンが全体的に分布しているため、シミの検出が難しく点数が高くなりやすいです。
実際に常に日焼けされる方でたくさんシミはあるのに肌が黒いので点数が高く出ている患者さんがいました。

その場合は点数を信用せずに、肌をしっかり見て確認するのが大事になります。


▫️赤みの点数が低いとシミの項目も低くなりやすい

 VISIAの機械が赤み(ヘモグロビン)に反応しやすくできているため赤みが強い場合、シミの点数が低くなる可能性があります(特に①シミ⑤隠れシミ)

シミが少ない人でも赤みが強いと①シミ⑤紫外線シミの項目の点数が低くなるということです。
⑥茶色いシミの項目は赤みの反映することは少ないので赤みが強い人は⑥茶色いシミの項目と比較します。
ただ、赤と茶色の色味が似ているためメラニン(シミ)として反映する場合もあるみたいです。

VISIAは2枚同じ項目の写真を比較できますが
・シミ-隠れじみ
・赤い部分-茶色いシミ
だけ別項目で比較ができます。

⋆⸜💡⸝⋆POINT
赤みが強い人のシミの状態を確認するときはこの比較を使います。

実際にシミは少ないけど、顔の赤みが強い人の場合だと赤みの点数が低ので①シミ⑤紫外線じみも低くなっています。ただ影響されにくい⑥茶色いシミの項目は点数は高いです。

【シミ-隠れじみの比較】
シミは少ないのに赤みが強いのでどちらも点数が低め
【赤い部分-茶色いシミの比較】
茶色いシミの項目は赤みを反映しづらいので点数が良い

赤みが強い患者さんは①シミ⑤紫外線じみの点数が低くなりやすいことを知っておけば⑥茶色いシミの項目と比較して正しくアセスメントできます。



VISIAをしっかり見れるようになると
アセスメント力が上がります🐼🔎✨️

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