願い
あなたが必要で
私はあなたを
感情という名の縄で
縛りつける
私はあなたにとって
必要とされる存在ではなくて
いくら固く強く
あなたはいとも簡単に
縄を解いて、私から離れていく
私が求めれば
絶対に応えてくれる
私が泣けば
絶対に励まそうとしてくれる
私が冗談を言えば
絶対に笑ってくれる
そんなあなたの揺るぎない優しさが
ものすごく憎くて
それ以上に愛おしい
夕日が差し込む教室で
あなたのことを考える
この想いは気づかれてはいけない
現実へと
この叶うはずがない夢を
気づいてほしい本当の思いに
たとえ夢の中だけであなたが振り返るとしても
現のあなたと
夢のあなたは
いつも、いつも、
私に希望という光を
渡そうとしているんだよね
私は現と夢で
一切、変わらないあなたを
そんな揺らぐことのないあなたの
そばに寄り添って、
ずっとずっと
その温かい太陽のような手を
つなぎ続けられたらな……
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