息子が都立難関校「西校」に推薦合格するまでの受験記
この記事は、東京都立西高等学校に推薦合格を果たした息子を持つ母親「にゃ〜ママ」による、リアルかつ詳細にお届けする受験記です。
小学校時代に一度は中学受験を視野に入れていたものの、息子の性格・成長度合いに合わないと判断し、地元の公立中学校に進学。
中学では、入学直後の定期テストで良い成績を収めたことで、その後の学習意欲の向上に繋がり、最終的に「西高」を目指し、見事推薦で合格する事が叶いました。
合格に至るまでにやってきた様々なことや大事なポイント、選んだ塾、自宅・学校での過ごし方など、都立難関校受験を考えている方々に役立つ情報を余すところなくお伝えします。
中学3年以降の内容には、実際に受けた模擬試験の結果(画像付き)や公に出せない裏エピソードも含まれている為、途中から有料コンテンツとさせていただきました。
子供の都立受験でお悩みの方や、相談する相手がいなくて困っているママの皆さんに、きっと役立つ情報になっていると思います。
読みごたえあるボリュームとなっているので、ぜひご覧ください。
1. 子供たちの受験を意識するようになった時期・きっかけ
中学受験など全く考えずにのんびりとした小学校生活を送っていたある日、娘が小学校3年生の時、担任の先生から娘の中学受験を勧められました。
娘は大人しくコツコツ毎日努力するのが得意なタイプで、先生の言葉をきっかけに受験を考え、4年生になる少し前に近所にある個別の小さな塾に入塾しました。
そして、娘が6年生になった時に、息子は4年生になり同じ塾に入塾、子供達二人の中学受験が始まりました。
小・中学生の塾選びのポイント!
うちの子供達は夜遅いのが苦手、人見知りをするのでわからないところを聞きに行くのが苦手、他の人と競争をするのが苦手、という事もあり、大手の塾よりも近所の個別塾を選びました。
出来るだけ偏差値の高い学校を目指して欲しい場合、早稲田アカデミーやSAPIXなどの大手塾に入れれば間違いない!と思って選ぶ方が多いと思います。でも塾は子供のタイプに合わせて選ぶ方がいいと思います。
コミュ力が高く競争心のある子は、大手塾が合うかもしれませんし、人見知りが強くマイペースな子は、個別塾が合うかもしれません。どちらが合うか、しっかり見極めてから塾を決めることをお勧めします。
娘は第一志望の都内中高一貫の私立女子校高校に合格し、進学しました。
息子は5年生になり、志望校探しで学校見学に行く日々でしたが、娘と違いまだまだ幼くピンとくる学校もなく、成績も普通くらいで特に得意科目もなく、家族と塾の先生と話し合い中学受験を断念して、地元の公立中学への進学に切り替えました。
ちなみにこの時に息子が見学に行っていた中学は東京電機大学中学や日大二中、國學院久我山中学でしたが、國學院でやって行かれる気が全くしなかったので、現実味があるのは電機大学か二中でした。
中学受験か高校受験かの判断のポイント!
中学受験は向き不向きがあると思います。姉弟でもコツコツ出来る姉と、早生まれでまだ受験するには精神的に幼過ぎた弟ではこなせる勉強量も何もかもが違い過ぎました。ここで無理をさせずに中学受験を途中で辞める決断が出来た事は、結果的に良い判断だったように思います。
2. 公立中学に入ってからの高校受験に向けた準備
塾の先生と話し合い、小学校の残りの1年間は英語と数学の先取りへと切り替え受験勉強から中学に入ってから困らないようにと準備期間に当てました。
そして、公立中学への入学直前に塾の先生から中学に入ってからの勉強のやり方などのお話がありました。そこで先生がおっしゃった事は、中学に入って一番始めの定期テストの結果がとても大切という事でした。
その結果が今後の基準となってしまうので、とにかく少しでもいい結果を残し、高い位置を基準としておけばそこをキープ出来るように頑張れるし、自分の立ち位置を常に上にキープ出来るという事でした。
さらに塾の先生からのアドバイスとして、授業の前に必ず教科書を見て予習しておくことと、おすすめのノートの取り方などもアドバイスしていただきました。(その時、実際に西校に合格した生徒のノートも参考に見せてくれました)
そして迎えた息子の初めての定期テスト。中学受験でだいぶ成績上位者は抜けたけれど、中学受験をしていない頭のいい子もいっぱいいるので、息子と学年15位以内を目指そうと目標を立ててみました。
結果、まさかのクラスで1位!学年でも5位くらいの成績で、ずっと普通の成績だった息子が初めてちょっと出来る子と思われ始めました。
公立中学に入ってからの大事なポイント!
塾の先生から中学に入ってから一番始めの定期テストの順位がかなり大切と聞いていたので、かなり頑張って上位を取る事ができました。その順位が息子の基準になった事で、その順位をキープしたい!もっと上を目指したい!一番になりたい!と言う意識が自然に芽生え、毎日自主的に勉強をするようになりました。
定期テスト前の二週間は自分で計画を立ててしっかり勉強するようになり、テスト期間外もそれなりに予習復習をするようになりました。
遊びながら覚える工夫も大事なポイント!
ただし、息子の場合は一人で全ての教科をこなすにはまだまだ精神年齢が幼かった為、特に専科などは手伝ってと言われ、美術の作者などの暗記物は覚えやすいように、二人でダジャレにしたり、クイズにしたりして楽しく覚えていました。(このやり方が息子には良かったらしく、結局中学校の最後の定期テストまで覚えるためのダジャレを考える事になりました ^^;)
この時の塾は週に2日で全部で4コマでしたが、練習量の多い運動部に入部したので、そのうちの1日はリモート授業でした。
運動と勉強と睡眠のバランスがとても大事!
この時に私が感じていた事は、部活でたっぷり運動をしてからの方が息子は集中して勉強が出来るようだったので、運動と勉強のバランスがとても良さそうというのと、塾に行くのが土曜日の午後のみで夜遅くまで塾に行くような事がなく10時には寝られる日々を過ごしていたので、とても調子が良さそうだなという事です。
運動と勉強と睡眠のバランスがとても良く、子供がストレスなく勉強が出来ていたように思いました。
中学生になって初めての通知表は?
そして中学生になって初めての通知表は、内申が取れないと言われている学校にしては、私達の想像をはるかに超えるいい成績をもらってきました。
中学校生活にも慣れて、週4日の部活、週2日の塾、そしてたくさんのお友達と遊ぶ日々を過ごし、成績上位者も固まってきて毎回定期テストの時は結果を教え合い、今回はどの教科が何番だったとか話すようになりました。
いいライバル関係の友達が出来ると、より頑張れる!
同じような成績のお友達と毎回テストの点数や順位を言い合う事で、いいライバル関係が出来て、より頑張るようになりました。
3. 中学2年生からの受験への備え
中学2年生になってからの三者面談では、都立共通問題上位校を受験して指定校推薦で大学に行く受験プランを担任の先生と立て、該当する高校見学を始めました。
漢検、英検は準2級までは中学2年生のうちに取っておく!
3年生になると受験勉強が忙しくなると先輩ママから聞いていたので、2年生の間に英検と漢検は準2級までは取っておきました。(個別塾だったので、英語の授業を英検対策にしてもらった)
学園祭シーズンに入り、西校の学園祭の日に何の予定もなかったので、ダメ元で申し込んでみたら運良く当選したので、初めて西校に行ってみました。
この時の息子の反応は、学校があまり綺麗じゃないからテンションがあまり上がらないという感じでした。
同じくらいの時期に都立駒場高校の見学会にも参加したところ、校長先生のお話がとても楽しくて、駒場は行ってみたら楽しいかもという印象。
そして都立豊多摩高校の見学会では銀杏並木が綺麗で楽しそうな学校という印象でした。
提出物は忘れずに全て提出する
内申を確実に取るために、提出物はしっかり全部提出していましたが、息子は通塾が少なく自由時間がかなりあったので、提出物を家でしっかりやる時間があったのが結果的にはとても良かったです。
定期テストの結果と提出物、あと授業中の発言などで内申点は決まっているとのことだったので、やはり日々しっかり睡眠が取れて時間もある息子にはこの内申制度は合っていたようです。
★チェックポイント★
内申を安定して取るには提出物がかなり大切。塾に時間を取られない生活をしていたので、提出物の作成に時間が取れて全部しっかり作り込んで出せた。(大手塾で毎日忙しそうにしていたお友達も提出物はちゃんと出せていたので、その子の性格次第かも)
4. 中学3年からの受験への備え
中学3年生になっていよいよ受験に備えての日々が始まりました。
第一志望を都立にするか私立にするか入学当時は全く決めていませんでしたが、せっかく内申がいいので使わないのはもったいないと思い、第一志望は都立に決めました。
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