雑誌と新書と世界観
こないだこんなことを投稿したら、ちょっと反応があった。
最近はよく昔の雑誌のことを考えている。それこそ『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を書いていたときも、むかしの雑誌の投稿欄の盛り上がり、そしてクラスタ生成力(?)はすごいものがあったんだなあと感じたからだ。出版不況というか出版が斜陽になった原因のひとつは雑誌が売れなくなったからだと言われるが、裏を返せば雑誌がそれほどに売れていた時代があるのだ。
そんな雑誌が盛り上がっていた時代のことをひとつの切り口から分析した『「ビックリハウス」と政治関心の戦後史』、知らないことだらけでとても面白かった。
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